初心者から上級者まで必ず持っているといってもいいトレッキングポール。
登山を始めたころはトレーニングの意味も込めてトレッキングポールは買わずに登山していたが、登山終盤の下り道や不安定な道を歩くときに「あったらいいかも」と思い始めた。
ある登山時に知人が持っていたモンベルの伸縮タイプのカーボントレッキングポールを借りてみたが、めちゃくちゃ楽・・。うま味を知るともう過去には戻れない。
上りはもちろんこと、危険個所や悪路、不安定な場所や下り道などあらゆる場所で大活躍した。疲労度が軽減されたことで歩行距離も伸びたことで、自分の登山の可能性が拡張した。ケガや体調不良の時にも活躍するので今ではほぼ持ち歩いている。
いざ、買う気で選ぼうとすると種類が沢山あって選べない。値段も数千円で買えるものから何万もするものがある。ぱっと見の大差はない・・・「あー、めんどくせぇ」というのが最初の感想だった。
結論から言えば安価なトレッキングポールで十分だった。
細かいことをあれこれ書くと情報量が多く逆に面倒になるので、経験談など交えて簡易的に書いてみようと思う。
トレッキングポールの選び方簡単フロー
なるべく簡潔に書くとこんな感じになる。
「折り畳み型」か「伸縮型」か
まずは「折り畳み型」か「伸縮型」が大きな分岐となる。自分の場合はザックの外にガチャガチャ外付けするのは嫌いなので可能な限りザックの中に仕舞いたいタイプです。行動中の出し入れが面倒に感じたことは今のところない。伸縮型はシンプルがゆえに出し入れは簡単だが、一体何秒の差が生まれるのだろうというわずかな差しかなかった。公共交通機関も良く使うのでやはりコンパクトに仕舞える伸縮性一択だった。外付けだと洗ったとしても汚く見えるし嫌がられる。折り畳み型は飛行機でも機内持ち込み可能になるので到着後に荷物待ちでタイムロスしたくない人にもおすすめ。
「アルミ」か「カーボン」か
次に「アルミ」か「カーボン」を選ぶことになる。ここはかなり好みの問題。私の場合は耐久性を重視したので投げてもぶつけてもへこたれないアルミを選んだ。実際かなり雑に扱っても壊れることはなかった。カーボンに比べて重いがあくまでも”比べた場合”であり、アルミそのもの自体軽い部類である。
実際カーボンも使ってみたが、確かに体感できるほどアルミより軽い。軽いが故に頼りなく感じる場面も多々感じた。ポキッと折れそうなので投げたりぶつけたり雑に扱えない。
安価と高価の違い
今のところ自分で買ったトレッキングポールはすべて3千円未満のいわゆるかなり安価なものを使っている。今でも高価なほう買わなくてもいいな感じるほど安価なもので十分使えてる。南アルプスやテント泊縦走、ロングトレイルや海外登山でも使ってきたが何も問題ない。
完全主観だけど安価なものと高価なものの差を挙げてみた。
安価 | 高価 |
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この様に安価だからといって品質が悪いってことは今のところ実感としてない。トレッキングポールというもの自体に商品差を出しにくいもののような気がします。見た目やブランドを気にしない人なら安価なものでも十分に使えるので候補に挙げてみてもいいと思います。
安価トレッキングポール紹介
折り畳み型
アルミの安価タイプ
アルミの安価タイプ
アルミとカーボンのハイブリットタイプ
カーボンの安価タイプ
伸縮型
アルミ製の安価タイプ
カーボンの安価タイプ
カーボンの安価タイプ