台湾にある5つの山脈の一つ「玉山山脈」の最高峰「玉山(3,952m)」に上ってきました。台湾最高峰でもあり東アジア最高峰でもある山。
花粉症患者である自分は毎年3、4月は花粉がないところへ避難していることから、今年はどこへ行こうかと考えていたら近場の台湾に山があることを知り、しかも東アジアで一番高い山があると知れば即決だった。
日本とは事情が違い国家公園にある山に上るには許可申請が必要と知る。しかし割と簡単で難易度も低いのでサクッと突破できた。移動方法や移動ルートも練りに練ってレンタカーを使うことが自分にとってベストだった。また雨や曇りの日が多い台湾だけど、運よく二日間とも晴天で快適な登山で楽しむことができた。
登山ルートは全体的に整備されていて歩きやすく安全度も高い。排雲山莊も綺麗で水の心配もなく快適度は高い。玉山登山は富士山より標高が高いが、富士山より難易度も疲労度も低かった。登山経験が少ない人でも登れる山だと感じた。台湾には沢山山があるので新しい遊び場が増えてうれしく感じてる。
パーミッション申請方法やアクセス方法などの情報はこちらの記事に書いてあります。
山行記録サマリー
日程 | 2024年03月12日(火) ~ 2024年03月13日(水) [2日間] |
エリア | 台湾玉山国家公園 / 玉山山脈 |
天気/気温 | 03月12日 晴れ / 14℃~20℃ (登山口~排雲山荘) 03月13日 晴れ / 7℃~20℃(排雲山荘~玉山~登山口) |
ルート | 1日目:玉山登山口 → 前峰 → 排雲山荘 → 西峰 → 排雲山荘(1泊) 2日目:排雲山荘 → 北峰 → 北北峰 → 玉山主峰 → 排雲山荘 → 玉山登山口 |
歩行距離 | 33.9km (登り3,472m / 下り3,504m) |
歩行時間 | 18時間 |
アクセス
登山口 | 玉山登山口(塔塔加鞍部)(MAP) |
行き方 | [バス] ①嘉義駅 → 阿里山(7322系統)→ 上東埔(6739系統) ②嘉義駅(新幹線) → 阿里山(7329系統)→ 上東埔(6739系統) ※阿里山行きバス一覧と時刻表[車] ①台中 → 嘉義 → 上東埔停車場(18号線) ※ガソリンスタンド在り ②台中 → 水里郷(16号線→21号線)→ 上東埔停車場(18号線) ※18、21号線の山道にガソリンスタンド無し |
ルート
山行記録
Day1 上東埔停車場→登山口→玉山前峰→排雲山莊→玉山西峰→排雲山莊
上東埔停車場に駐車
[05:30頃]
ここが「上東埔停車場」。ここまでバスで来るか車で来ることになる。画像1枚目が今立っている場所からビジターセンター入り口方面の画像。2枚目が逆方向の南側。
基本的には道路沿いにある駐車スペースに停めるが、南側には大きな広々とした駐車場もあるので見た目以上に駐車スペースはある。軽く50台はいけそう。トイレもあるのでここでが開く06時AMまで車中泊する人も多い。
この時大失敗に気づく。阿里山で車中泊してからここに到着したけど、阿里山公園内のセブンイレブンで行動食を買い忘れた(最悪。登山ってタスク多いから何か忘れがち。気を付けて
駐車場から北へ少し歩くと
入口から数分歩いていくと、警察署、
排雲登山サービスセンターでは、申請受理されたとき貰った「Y」から始まる受付番号を伝え、排雲山莊の宿泊代を現金で支払います。
支払い完了後、パソコンの画面を見せられスマホで画面の写真を撮るように言われるのでそれを撮る。ここで撮った画像は排雲山莊のチェックインの時に必要なので油断せず綺麗に撮ること。
排雲登山サービスセンター前には白いバンが登山口までシャトルバスとして待機してくれてる。片道$100(現金のみ)必要。ちなみに雲登山サービスセンターの関係者ではなく完全に別の業者。
ここから登山口まで徒歩で45~60分位かかる。車だと10~15分程度。
玉山登山口に到着
[06:40頃]
登山口到着。テンション上がって走り回りたい気持ちがあるが、ここは抑えて大人登山。
さあ、いこう!
山の側面を歩いていくトラバース道が早々に出てくる。景色を見ながら歩ける。
晴天の一日が約束されているような朝の景色
早々に東屋のような小休憩できる場所がある。
更にもう少し進むとトイレもあった。詳しく見てないが外から見る限り綺麗。
トラバースが続く。一見危険そうにみえるが、普通に歩いていればなんてことない道。ただし長時間日光に照らされることになるので、日焼けを気にする人はしっかり対策しておくと良い。
玉山前峰へ
[08:00頃]
排雲山莊方面へ向かう途中に「玉山前峰」への分岐に到着。予定通りここを上るつもりだ。見るからに急登である。荷物を置いてサブバッグで上ることにした。
この分岐周辺に荷物を置く小スペースや岩陰は多くあるが、自分は少しでもセキュリティレベル上げたいと思ってしまう性格なのでこのメイン通り沿いに置かず、5mほど玉山前峰方面に上った右手にあるスペースに置いた。
ここがそのスペース。ここに置けば玉山前峰に上る人しかここを通らない為、通行人の母数は必然的に減る。また日陰だし雨も防げる。我ながらいいところを見つけたと思ってる。
小石や岩が多めの登山道で急登が山頂まで続く。
途中で見える景色。風がないのでめちゃくちゃ暑い
鎖場もあります
[08:50頃]
玉山前峰山頂(3,239m)に到着。森林もあるし酸素の薄さも感じないので、体感日本の2,500mくらいにしか感じない。山頂はそれほど広くもなく小スペースがある程度。日影がないため長居は辛く早々に下山。