登山やアウトドアで折角カメラを持って行っても上手く自撮りが撮れなかったり、満足いくような綺麗な写真が撮れなかったりする経験は誰もがあると思います。
自撮りするのに手を伸ばして撮ってみるが、画角が狭くて思うような景色と一緒に撮れなかったり。近くに人がいれば毎回頼まなければならない煩わしさがあったり。無理に木の枝や岩を使ってカメラを立てて撮ろうとしてカメラやスマホに傷が付いたり、割れたりしてしまいます。
そんな中、三脚を使うと様々なことが解決され、尚且つ写真の幅を広げることができます。今回は三脚の中でもミニ三脚と呼ばれているコンパクトで持ち運びしやすいものを経験を踏まえて紹介したいと思います。
ミニ三脚とは
三脚のコンパクト版です。携帯しやすく卓上でも使えるようなコンパクトさが売りでいつでもサッと取り出してすぐに使えて便利なアイテムです。
どれだけ便利なの
- ブレない
- 自撮りやしやすく、画角も手で撮るより広く撮れる。そして安全
- 人に頼まず、自分達だけで好きに写真を撮ることができる
- タイムラプス撮影や、シャッタースピードを遅くした撮影などに有効
- 夜景、星空など夜の撮影も可能
ブレない。地面などに設置して撮影することから画像がブレることは無い。これにより余計な撮り直しの手間や時間を省くことができる。
自撮りやしやすく、画角も手で撮るより広く撮れる。そして安全。自撮りする時や友達と一緒に撮る時は、一人の人が手を伸ばして撮ることが多い。腕を伸ばした分だけの近距離の画角でしか撮れない。ミニ三脚があれば広大な景色と一緒に撮ることができるしポーズも自由だ。それに登山やアウトドアでは足場が悪かったり危険な場所が多い、また風も吹くので安定性に欠ける。こんな時に自撮りで画面の中に集中していると大けがに繋がる可能性もある。安全面でも余裕を持った撮影と視野の広がりから安全だといえる。
人に頼まず、自分達だけで好きに写真を撮ることができる。三脚がないと自分達でいい感じに撮れないことから近くに人がいれば頼むことがあるかもしれない。上手く撮ってもらえるか不確実性が高く、何度も頼むわけにもいかず満足度は微妙なところ。
タイムラプス撮影や、シャッタースピードを遅くした撮影などに有効。三脚があるだけでこんな写真すら可能になる。川や滝などの水の流れをシャッタースピード落としてカッコよく撮る場合も三脚が必要だ。
夜景、星空など夜の撮影も可能。カメラを手に取って夜景や星空を撮ってみたもののぼやけまくって残念な思いをしたことは誰でも一度はあると思う。技術的な話は省くが、光が少ないところでそのまま写真を撮ろうとするとぼやけてしまう。三脚があると簡単に綺麗に撮ることが可能。星空を撮るときも必須アイテムである。
どんなミニ三脚が良いか
ついどうしてもコンパクトで軽量なものを選びたくなるが、三脚はどっちかというと重量があるほうが安定する。たとえスマホを使う場合でもある程度重量がある三脚をお勧めする。
登山においては足場が安定しない場所が多く、傾斜があったりもする。あまりにも軽い三脚だとちょっとしたことで倒れてしまうし、風も吹く可能性も十分あるのである程度の重量がないと倒れてしまう。吹き続ける風によってブレブレになってしまうこともある。
また倒れたことによって簡単にカメラやスマホの画面が割れたり、傷が付いたりしてしまうので注意が必要。
せまい山頂など撮影場所によってはカメラの設置位置が選ぶほどなかったりすると、カメラの角度を変えて上手いこと写真を撮ることも多い。そんな無茶な角度にも耐えられる三脚の重量がないしっかりと立ってくれない。
このようなことから三脚の重量は自分の中では重要視している。何グラムから重くて、何グラムから軽いのかは使うカメラにもよってくる。
今愛用している定番のマンフロット MTPIXI-B
今現在、SONY α6400をメインに使っていて、これにマンフロットのMTPIXI-Bを使っている。いろいろ試した結果このカメラにはこの三脚で合っていると思ってる。
重さは約190gで手に取ってみると見た目は小さいのに結構ずっしりしていると感じると思う。ボディも頑丈で何度落としても壊れたことがない。脚の部分は広げるか閉じるかだけの操作でごちゃごちゃセッティングが不要。悪い言い方をすれば細かい調整ができないが、さっと取り出して立てるだけなので素早いセッティングが可能。また可変式ではない故に足の部分はとてもしっかりしててブレることもないし、結構無茶な角度で設置しても結構耐えてくれる。風にも強くよほどのことがない限りビクともしない。
赤いボタンみたいなところを押せば球体になっているシルバーの部分がぐるぐる回るので柔軟な角度調整は可能。
ポケットやバックパックのサイドポケットやウエストポーチなどどこにでも収納できる大きさで収納に困ることはほとんどない。タイトなパッキングをしていたとしてもちょっとした隙間があれば差し込みやすい形状をしている。
かなり信頼できるアイテムなので、壊れたり紛失したりしても同じの買うと思う。是非ミニ三脚を試して思い出に残る綺麗な写真を残せたらと思う。
ちなみに同じシリーズの三脚で足が少し伸びるタイプもあるのでどうしても伸ばしたい人はこちらのMTPIXIEVOも視野に入るのではないかと思う。
他にも
用途によってはこんな三脚もあって便利になるとおもう。
Ulanzi MT-24
アルミニウム製で足の長さも可変式。縦撮り、横撮りが可能
Lamicall STTP02-JP-B/STTP03-JP-B
立たせることも、くねくね曲げることも可能なミニ三脚
JOBY ゴリラポッド JB01541-PKK
こちらも足を絶たせることや曲げることも可能。より軽量を目指す人へ。サイズ違いも多くあるので見てみるとよいです。