登山時に使っているメインカメラ(Sony α6400)の紹介- 2024

道具

Sony α6400

 

登山時にどういうカメラでどういう使い方をしたいのかを考えた場合、当時の最善機種はSony α6400だった。

詳細はSONYのページで確認してほしいが、ここでは簡単に特徴を挙げておく。

  • 軽量(本体のみ約359g/約403g(SDカード、バッテリー込み)
  • ミラーレスカメラ
  • Eマウントレンズ(フルサイズとAPS-Cの両方のレンズが使える)
  • 高速・高精度・高追従AF性能
  • 4K動画
  • 15万円以下なのにハイスペック、コスパがいい

 

カメラに求めた条件

登山のために購入したというよりは、アウトドア時に行動しやすいカメラとして探していた。当時はまだ登山をしていなかったからだ。とはいえ、その時カメラに求める条件は同じだった。その求めていた条件とは

  • 軽量であること
  • コンパクトであること
  • 撮像素子がフルサイズかAPS-Cであること
  • 4K(動画)撮影ができること
  • WiFi機能があること

細かいことを挙げると沢山あるが、主にこんな条件で探していた。

少し掘り下げて説明してみる。

軽量であること、これは登山においては1g単位で荷物を計算するほど重さにはシビアな世界である。登山道具と同じで軽量を求めすぎると機能や耐久性を失うといったようなトレードオフの関係があるので、何を捨ててどこまで計量にするかのラインを自分で決めなければならない。当時同クラスのxxxg台のカメラは数がほとんどなく最軽量の部類だった。

コンパクトであること、これも登山時においては重量と同じくらい重要なことで、レンズがあるので限界はあるが小さければ小さいほど荷物にならなくて良い。

撮像素子がフルサイズかAPS-Cであること、ここは一番の悩みどころだった。画像を撮るだけならスマホで事足りる時代にわざわざ重い荷物を増やしてカメラを持って行くという時点で、「いいモノを撮りたい、残したい」という欲求が強いにも関わらずフルサイズではなくAPS-C機種を選んだ。

フルサイズとAPS-Cの違いはここでは簡単に説明しておくと、フルサイズのほうが上位になる。プロカメラマンはこれを使っている。写真を撮った時のデータ情報量が多いので画角や表現力が高い。但しでかい、重い。

フルサイズに対して下位になってしまうがAPS-Cもかなり有能である。一般的な人がフルサイズとAPS-Cの画像を見比べても殆どの人が見わけがつかないと思う。それくらい優秀な部類である。特徴としてはフルサイズに比べてコンパクトで軽量になるので、登山などのアクティビティではやはり軽量に軍配が上がった。当時軽量のフルサイズカメラとAPS-Cカメラの重量の差は2、300g以上はあった。首や肩、腰に長時間装備して山を歩くとなるとこの2、300gというのはかなり大きい。

4K(動画)撮影ができること、今はまだ4Kが主流なので最低でも4Kは装備しておきたかった。時々動画も撮るのでFHDの時代が終わりかけている時にFHDしか撮れない機種は選択したくなかった。

WiFi機能があること、意外と重視した。パソコンやスマートフォンに取り込むのに、USBケーブルとか、メモリーカードをリーダーに読み込ませて・・の作業がめちゃくちゃ嫌いなのでスイッチONしたら直ぐに撮りこみたかったからだ。当時はまだWiFi機能が新しい機種にしかなかったので選択肢は少なかった。

 

気に入っているところ

  • やはり軽量でコンパクトなところ
    同レベルの機種と比べるとかなり軽量の部類である。本体の形状もほぼ長方形で変な出っ張りもないもないので持ち運びの際、何に収納しても綺麗に収まる。
  • 簡単な操作性
    ボタンや機能を覚えなくても操作性がいいのでなんとなくやりたいことができちゃう
  • 豊富なレンズ
    Eマウントレンズは選択肢が豊富で必要なレンズを見つけやすい
  • WiFi機能でらくらく転送
    カメラを使い終えて家のパソコンに転送するとき、カメラの電源を入れてしまえば、ほぼ自動で転送されるので楽
  • モニターが可動式なので自撮りがしやすい
    モニターディスプレイが可動できるので自撮りしやすいのはもちろんのこと、カメラの位置が低い時や高い時でもモニターの角度を変えることができるのでちゃんと撮影したいものが見えるので良い
  • 意外と手振れしない
    手振れ補正機能がない機種なのでどうなるかと思ったけど、全然ブレで困った事は無い。気になる人はレンズに補正機能があるOSS(光学式手ブレ補正機構)という表示があるものを買えばよい
  • やっぱり画質は良い
    何も言う事は無い。とても満足している。
  • バッテリーの持ちも悪くない
    バッテリーどれくらい持つのか気になっていたが、静止画だけなら1泊2日の登山でも間に合う。4K動画を散るとそこそこのスピードで消耗するがこれはこの機種に限ったことでもない。モバイルバッテリーなどで給電しながら撮影は可能なのでUSBケーブルで接続できれば予備バッテリーとしても使える。
  • 持ちやすい
    右手で持つ前提でカメラ右側に出っ張りがでているのでそこを握るように持つことになる。これが丁度いいサイズ感と形状をしているのでストレスがない

 

気に入らないところ

正直全然みつからない。

お値段以上のスペックが備わっているし大変満足している。もちろん今後技術の発展により更なる軽量化や長時間撮影ができるようになれば嬉しいとは思う。

 

登山で使えそうなSONY αシリーズの他の機種

今回は現在使っているα6400を紹介したが、このαシリーズの中にもフルサイズの機種やα6400の後継機もあるので紹介してみようと思う。”登山で使えそうな”という意味は、登山で最も重要視されることの一つ「重量」にフォーカスして軽量機種をピックアップしている。

 

VLOGCAM ZV-E10M2

ミラーレスカメラ(APS-C)、約377g(バッテリー、SDカード含む)と軽量、手ブレやリアルタイムトラッキング機能が好評。名前の通りVlogに寄った機種であるためYoutubeなどの目的で使う人が多い。「自動」とか「補正」の分野に強み有。普通のカメラとしても優秀

 

α6700

α6000シリーズの現時点で最新機種。ミラーレスカメラ(APS-C)、約493g(バッテリー、SDカード含む)とややα6400に比べると重い。大きな特徴としてはAIが入っていることでオートフォーカスなどの希望が進化している。常に最新機種を求めたい人に好まれると思う。山で使うくらいならα6400もよいと思う。

 

α7C

α7シリーズ(フルサイズモデル)、約509g(バッテリー、SDカード含む)とフルサイズだとどうしても重さが増してしまうが、これでもフルサイズで世界最小・最軽量であるのでフルサイズにこだわるならここは外せない。

 

α7C II

α7シリーズ(フルサイズモデル)、約514g(バッテリー、SDカード含む)、α7Cの後継機種。細かいところでスペックは高まっているが、登山という意味では基本的な使い方をするのならばα7cで十分だと思う。最新機種を好み方に。

 

 

登山においてカメラ機材はかなり大きな荷物の部類になってしまうけど、そこで見たものを綺麗に収めるにはやっぱりそれなりのカメラが欲しい。スマートフォンの性能も上がっているとはいえやっぱりカメラを持って行く価値は高いと感じている。
それに山に行く楽しみが増えることと、写真を撮りたいという理由で山に行く回数も増える効果もあるとおもう。

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