玉山登山を終えたあとに、台中から台北に向かう途中に日帰りで手ごろに登れる山はないかと探していたところこの火炎山を見つけた。標高602mの小さな山だけど名前の通り火炎のような形の山になっていて一目ネットで見た時に即決だった。
情報が少なかったので登山時間は4時間くらいかなと見込んでたんだけど、玉山装備の荷物を背負いながら普通のスピード(若干ゆっくり)で2、3時間で終えてしまった。そのあと正午には台北に到着できたので時間的にもいい登山だったと感じた。
台北、台中間の移動で車でも電車でもバスでも、寄り道できる余裕があればサクッと言ってみるのもいいと思う。軽装で行ける内容だったし、初心者にも安心して歩ける山でした。
山行記録サマリー
日程 | 2024年03月14日(木) |
エリア | 苗栗県三義郷 / 台湾北西部 |
天気/気温 | 03月14日 曇り晴れ / 15℃~24℃ |
ルート | 火炎山登山口 → 火炎山山頂 → 火炎山登山口 |
歩行距離 | 6.7km (登り481m / 下り477m) |
歩行時間 | 2.5時間 |
アクセス
登山口 | 火炎山登山口(MAP) |
往路 | 台中駅(台湾鉄道) → 泰安駅(839系統バス) → 伯公坑バス停 → 火炎山登山口
※鉄道やバスの時刻表をWeb上で見つけるのは苦労すると思うので、GoogleMapで出発地と到着地をバス停などで指定して、公共交通機関を選べば、ルートと時間が出るのでそれでバスの時間を調べることができる。本当に合っているか不安だったけど、実際行ってみると合っていた。 |
帰路 | 恐らく登山後は台中か台北に行く人が多いと思う。まずは伯公坑から最寄り駅に向かう方法を2パターン紹介する。どちらにせよまず839系統バスに乗るしかない。
①苑裡駅行(台北行きに便利) ②泰安駅行(台北/台中行きに便利) |
ルート
山行記録
早朝の台中から
中華路夜市の近くの安宿に泊まって居たので台中駅に徒歩で向かう。早朝になるとかなり静か。途中コンビニで本日の登山の食料を補給しつつ、近くの飲食店で朝食も取る。
台中駅に到着。05:23発(始発)に余裕で間に合った。流石に人は少ない。
定刻通り。
これに乗ります。
泰安駅
(06:00頃)泰安駅到着。思った以上にまだ暗い・・。もっと遅く来ればよかった。
無人駅か。乗り入れ少ない駅なのかな。
泰安駅の出入口はパッと見ここだけ。バス停は逆側にあるので画像左の通路をくぐって行きます。
ここを通って、線路をくぐります。
839系統バス
先ほどの通路をくぐれば始発の839系統バスが待機してます。この感じだと乗車するの一人だけだね。
車内はこんな感じ。バスの使い方は日本と変わりなし。乗るときピッ、降りるときピッ
伯公坑バス停
(06:10頃) 伯公坑バス停に到着。ここが火炎山登山口最寄りのバス停に。側道にパイプがぶっ刺さってるだけ。
火炎山登山口の方を向くとこんな感じ。交差点の方へ歩いていきます。数分かな。
ガソリンスタンドを通り過ぎると一軒の飲食店があります。帰りに寄れたら寄りたい。
高架下直前の左側に駐車場がありそこが登山口。
火炎山登山口
ここでザックを一旦下ろして登山の準備をします。トイレはこの辺にあったはず。
さあ、いこう。
地図と案内標識がありました。今日はぐるっと一周してみようと思ってます。
何かあるけど何だかわからない。登山してると良くわからないものに遭遇するよね。
結構ちゃんと整備されてる。人がそこそこ通るのかな。
途中で見えた南方向の景色。こういう景色見ると時々大陸にいる感覚が宿る。
さっきから気づいていたけど、やたら石が丸いし土が赤っぽい。赤いのは鉱物が混ざっているのかとおもうが、丸いのはなぜだろうか。
火炎見えだす
目的の景色がチラっと見える。そして時間が経つにつれ後ろから早朝ランニングしてくる地元民が増えてきた。
早く景色が見たい気持ちが高まりスピードが上がってきた。
大分近づいてきた。近くで見ても遠くから見た印象と変わらない。なんでこういう形状になるのか。自然ってすごいわ。
もっとよく見えるポイントがあるはず。先へ進んでみる。
大きい方へ
おお、いい角度で広域に見える。ほんとここ台湾かよって思うほど大陸感がある。昔見たグランドキャニオン彷彿させる。
他のポイントを探してみる。いろんなところから見れるから自分の好きなところを探してみるといい。
もうちょっと谷の正面に向かってみよう。
そろそろ正面かな。
ピッタリ正面に到着。崩れ落ちそうでこわっ。ドラゴンボールな世界観も感じる。見れば見るほど不思議でならない。
火炎山山頂はまだ奥にあるのでそちらへ向かう。
所々花がある。綺麗だ。
分岐で急に出てきた。ここが休憩場所らしい。お手洗いもある。特に用もないので先へ進む。
火炎山山頂
(08:00頃)山頂へ到着。スペースもあり少し休憩した。火炎山は小百岳35番。
あの奥まで行ってみるか。
山頂から更に北へ向かったるところ。細い道だけど景色を見ながらいい感じ。
下山道
ぐるっと回って南下していく道になる。緩やかな下りで見どころが特にない道が続く。
登山口の方へ向かいます。この画像だと左方面。
謎の休憩場。
急に道が分裂する。そして標識もどっちも行きたい方向である。んー、まじでどっちでもいいんだが。じゃあ右で。
こんなことだろうと思ったよ。結局合流。
あ、ロードに出るのか。
道は間違っていないようなので標識通りに進む。ヤマレコのマップでも合ってる。
これは右から手前に向かって歩いてきたところ。この放し飼いの犬がめちゃくちゃ攻めてきて10分位全然進めなかった。まじで咬まれるかと思った。飼い主全然でてこねーし、一本道だし、犬は調子乗ってるし、ここで怯んだらこの道通れないと思ったのでビビりながらゆっくり前進して突破。
登山口は正面行ったところかな。
道はあってるぽい。ほんとにここ通るんだな。この小さな隙間みたいなところを右へ
高架下に入った。右のアレが登山口かな。
(08:55頃)今朝のスタート地点に戻れました。これから上ろうとする人が数人いた。
予定よりかなり早く終わってしまった。台北に向かうにはここ伯公坑(839系統バス)から苑裡駅か泰安駅に行くことになる。09:10に苑裡駅に行くバスが来る。待ち時間ほぼなし、さいこーかよ。
(09:10頃)ほぼ時間通りにバスに乗車。あれこの運転手、朝の人と同じじゃん。
苑裡駅
(09:30頃)苑裡駅に到着。台北行きの電車も20分程度で来るので、トイレで着替えてセブンで補給。
駅の入り口。
長閑だなあ
ここから乗り換えもなく2時間で台北に着きました。
火炎山の行き来は意外と簡単だし、軽い気持ちで上れる山なので非常にお勧め。ちょっとした空き時間にもいけるし、本格的な装備は不要なので気が向いたら行ってみるといいです。あの不思議な景色が2,3時間で見れるのはお得感あるとおもいました。
周辺情報
伯公坑バス停から登山口までにガソリンスタンド、飲食店、トイレがある程度。売店などないので飲食物は事前に要用意。
装備
※前日の玉山登山装備のままです。
衣類
- シューズ(サロモン アルファクロスGTX ローカット)
- ドライレイヤー(ミレー ドライナミックメッシュ 半袖)
- ベースレイヤー(モンベル ジオライン MW ロングスリーブ)
- ミドルレイヤー(Mountain Hardware キャニオンソリッドロングスリーブシャツ)
- レインウェア(ミレー ティフォン50000)
- レインパンツ(ワークマン INAREM)
- ロングパンツ(ミレー モンテローザネオパンツ) w/タイツ(MacDavid MA102)
- ライトダウン上下(ワークマン)
- グローブ(おたふく手袋 JW-145、テムレス青(雨用))
- 靴下(ガッツマン)
- 帽子(ワークマン INAREM)
ギア
- バックパック40L(モンベル アルチプラノパック)
- サブバッグ20L(無名)
- 寝袋(モンベル800#3) w/インナーシーツ、カバー
- スリーピングマット(Klymit イナーシャ X フレーム + Evernew トレイルマット100)
- チェーンスパイク(モンベル L.W.)
- ヘッドライト(Gentos) w/予備電池
- ソフトフラスク(無名 500ml)
- シングルバーナー(SOTO ST-310SB)
- クッカー(平たい鍋 Amazonノーブランド)
- マグ(スノーピーク ステンレス シングル)
- CB缶x1
- 折り畳み座布団(キャプテンスタッグ)
- サングラス(オークリー)
- 傘(Waterfront)
- スマートウォッチ(Garmin Instinct2 dual )
- モバイルバッテリー(Anker 16000mAh)
- トレッキングポール(1本)
その他
- カメラ(Sony α6400、Olympus TG6)
- ミニ三脚(マンフロット MTPIXI-B)
- 行動食
- 水 1L
- 衛生品(歯ブラシ、コンタクト用品、テーピング、痛み止め薬など)
- トラッシュバッグ(モンベル)
- エマージェンシーキット