日本に帰国する当日、台北最高峰の台湾小百岳No.002 七星山が近くにあることを無視できず、飛行機は昼過ぎの午後便だし始発から行けば戻ってこれるだろうと登ってきた。
3、4時間の計画だったけど2時間で終えることができた。結構短いし道も整備されているのでサクサク進めた。アクセスもGoogle Mapに従えばその通りに行けるので迷うことはなかった。
物資の補給はできないので、事前に用意していかないといけないので注意。
今回、人気の主峰と東峰に加えて、マイナーな北峰と南峰も加えた。事前情報が少なかったので興味があって行ってみたけど、情報がないだけあってあまり行く必要もないかなという感想だった。台北グランドトレイルの一角にもなっている山なのできちんと整備されていて、この公園内には多くのルートがあるので何度来ても楽しめるようになっている。
季節によって大分景色は変わるようなのでまた来てみたい。台北市内からも近いので今回のように始発から行動すれば午後便の飛行機にも余裕で間に合う。登山装備でなくても軽いアウトドア装備程度でも歩けるので「ちょっといってくる」という気軽さも良いなと思った。
山行記録サマリー
日程 | 2024年03月15日(金) |
エリア | 陽明山国家公園 / 台北市 |
天気/気温 | 曇り晴れ / 18℃~22℃ |
ルート | 冷水坑登山口 → 七星山東峰 → 主峰 → 北峰 → 南峰 → 竹子湖路2-2號 |
歩行距離 | 3.7km (登り484m/ 下り565m) |
歩行時間 | 2時間 |
アクセス
登山口 | 冷水坑登山口(MAP) |
往路 | 台北中央駅バス停 → 冷水坑バス停 → 冷水坑登山口
アクセス方法はいくつかあるが台北中央駅バス停から260番のバスの乗るのが乗り換えなしで一番シンプル。陽明山国家公園は観光地なので行き方は複数あるし本数もそこそこあるので困ることはないと思う。Google Mapで出発地と目的地を入れて検索すれば正しく出てくる。 |
帰路 | 竹子湖路2-2號 → 水雲澗バス停 → 陽明山バス停 → 台北中央駅バス停
七星山の登山口はマイナーなものも含めると実はかなりの数がある。この竹子湖路2-2號もマイナーな登山口の一つだと思う。南峰から金露天宮を経由して竹子湖路2-2號に出ると水雲澗バス停が見えるのでそこからバスに乗る(この時はS9バスに乗った)。そして、陽明山バス停で260バスに乗り換える。ハブ駅でもあるのでバス停とバスの数はかなりあるけど、標識やGoogle Mapでルート検索すれば乗りたいバスの番号は見つけられる。仮にもし間違って乗ってしまってもこの山エリアから街中方面には向かうのでどこかの駅か適当なところで乗り直せばOK。 |
ルート
山行記録
台北の早朝
(04:30頃)24時間営業している飲食店を見つけたので、炭水化物を中心に摂取。
台北中央駅バス停へ
(05:00頃)まだまだ暗い。市民大道の歩道橋を通って台北中央駅側へ
歩道橋を渡って駅側に下りるとすぐバス停がずらりと並ぶ。あの屋根のある部分全てバス停。
こんな感じ。バス停に番号と行先が書いてあるので日本と同じような感覚で見つけることができる。
七星山は陽明山国家公園内にあるのでその公園を目指すが、画像の通り行き方はいくつもある。目的に合った登山口に合わせて乗ればOK。今日は冷水坑から上るのでそこへ向かう
冷水坑バス停
(06:00頃)冷水坑バス停に到着。大分明るくなってきた。人はちらほらいるけど地元民が早朝散歩している程度。
登山口はバス停と同じ場所にあるので見渡せばすぐ見つかる。日本の高尾山みたいな印象。都心からアクセスしやすく、低山でルートも豊富、そして整備もされている。
午後に飛行機乗って日本に行くので予定通り3、4時間程度で終わらせたい。さっさと行こう。
さっきのバス停/駐車場がもうあんな遠くに
花も咲いてた
つくづく台湾も山が多い国だよなあと思う
何か出てきた。休憩所的なやつかな
まずは東峰を目指していきます
静かでいい景色
しっかりと整備されている。安全で迷子になりようがない。このあたりから人とすれ違う回数が増えてきた。
七星山東峰
到着。意外と周囲の景色はいい感じ。長居せずお隣の主峰を目指します。
地図を見るとアレかな、近いな
主峰山頂かな
七星山主峰
到着。ここが台北最高峰の七星山(1,120m)
ちょっと曇り気味だけどまずまずの視界
この辺に北峰への道があるはずなのだが・・・、ん、これか・・。さすがマイナールート、時間があるので寄ってみることに。
踏み跡が多少あるけど分岐が多い、みんな適当に突っ込んてるんだろうな
植物の背が高すぎて周囲が全く見えない。踏み跡に従うのみ。
七星山北峰
これが北峰か。特別な景色もない。
北峰から主峰をみるとこんな感じ。少し下っただけ。ここに来るのはマニアだけだな
主峰へもどった。おかえり。予定通り南峰から下って行こうと思う
ここはちゃんとした登山道だけど、南峰への分岐は左右に広がる茂みに突っ込んでいくはずなので、よく観察しながら歩く
この隠し通路感。これに間違いない。
うおおお。急にサバゲー感でてきた。周囲が全く見えないので方角のみが頼り。
七星山南峰
適当に道なりに突っ込んでいくと南峰三角点に到着。ここもマニア向けなので来なくていいと思います。
景色はちゃんと見える
雨の多い台湾。なかなか地面が湿っていて滑りやすい。
段々、奥多摩っぽくなってきた。
道しるべはあるけど、道が多すぎて目的地のルートから時々外れた。結局どの道を歩いても下山できるので問題はないがこの後空港に戻るので計画的に行きたい。
金露天宮
登山道から金露天宮に出たところで、飼い犬なのか野犬なのか3体が殺気むき出しで向かってきた。
早すぎて防衛準備できず後ずさりして登山道へ戻ってしまった。
まじですげぇ殺気、めちゃくちゃ吠えるし、近づくと「殺す」って吠えてる。登山ルートに犬が出てくるイベントこれで二日連続。かなりやばい感じだったので本気でルート変更して戻ろうとしたら飼い主登場(おせーよ)。
予定ルートに戻った。ここは金露天宮から伸びてる道だがすぐ左に分岐があるはず
マップだとこの辺なのだが見つからん
あー、あった。これか
一見普通の道だけど、超滑るので注意。すべる原因は苔だね
竹子湖路2-2號
そして階段を下りたら竹子湖路2-2號に到着。つまりゴール
道路側から見るとこんな感じ。ざっと2時間くらいで登山終了。3,4時間くらい見込んでたのでかなり余裕ができた。
(08:20頃) 登山口から数十メートル下っていくとバス停があるのでこれに乗って帰りました。
装備
衣類
- シューズ(サロモン アルファクロスGTX ローカット)
- ベースレイヤー(普通の化繊のTシャツ)
- レインウェア(ミレー ティフォン50000)
- レインパンツ(ワークマン INAREM)
- ハーフパンツ(ワークマン) w/タイツ(MacDavid MA102)
- グローブ(おたふく手袋 JW-145、テムレス青(雨用))
- 靴下(ガッツマン)
- 帽子(ワークマン INAREM)
ギア
- サブバッグ20L(無名)
- ヘッドライト(Gentos) w/予備電池
- ソフトフラスク(無名 500ml)
- 折り畳み座布団(キャプテンスタッグ)
- サングラス(オークリー)
- 傘(Waterfront)
- スマートウォッチ(Garmin Instinct2 dual )
- モバイルバッテリー(Anker 16000mAh)
その他
- カメラ(Sony α6400)
- ミニ三脚(マンフロット MTPIXI-B)
- 行動食
- 水 1L
- 衛生品(歯ブラシ、コンタクト用品、テーピング、痛み止め薬など)
- トラッシュバッグ(モンベル)
- エマージェンシーキット