おたふく手袋 BODY TOUGHNESSとは
「おたふく手袋」という会社の「BODY TOUGHNESS」というインナーウェアブランド。
ワークマン同様、元々作業系のワークウェアの製造・販売をしていて、近年はスポーツウェア、カジュアルウェアなども手掛けている。
登山でも使えるドライレイヤー
登山のドライレイヤーにおいてはミレーやファイントラックが人気だけど、おたふく手袋も全然負けていない。他社製品比較はまた後日書くとして、今回はおたふく手袋のインナーにフォーカスしてみようと思う。
おたふく手袋のインナーは、日常シーンでも使いやすく、ランニングや他のスポーツでも使いやすいのが特徴で、何よりも登山ブランドよりもかなり価格が安いところが最大のメリット。
製品カタログを開くと数が沢山あるので、その中でもより登山に適しているインナーをピックアップして紹介してみようと思う。
製品紹介
おたふく手袋社の中にBODY TOUGHNESSというインナーブランドがあり、更にいくつかのシリーズに分かれている。登山に適しているなと思うのは「3D ファーストレイヤー」というシリーズ。
素材 | ポリプロピレン65% ポリエステル20% ポリウレタン15% |
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異素材の組み合わせによる2層構造になっていて、高い吸汗性と速乾性、消臭機能はもちろんのこと、べとつき感が無く長時間快適に過ごせる。デコボコした3D構造になっているので大量の汗をかいてもベチャッと肌に張り付きにくくなっている。
ぱっと見はミレーのドライナミックスルーのような、薄いメッシュになっているウェアといえばわかりやすいかもしれない。
自分は主に登山(夏場)、トレイルランニング、4シーズン日常使いで使ってきていて、今も手放せない主力アイテムになっている。
登山では夏場に着ていることが多い。正直夏場にどんな優れたインナーを着ようと自分が出す汗の量が多過ぎて、汗処理が追い付かずびっちょびちょになってしまう。
そう考えた場合、自分の中での優先順位としては肌にペタッとくっつかないものがいいので、おたふく手袋を着ることが多い。ファイントラックだと肌にくっついてしまうし、ミレーのドライナミックメッシュは厚みがあるので夏場にはそもそも暑い。どれも一長一短あるがその日に何を求めるかで変えていっている。
トレイルランニングでも登山と同じ理由。
日常使いでは4シーズン使っている。春~秋季節の変わり目は殆どなく暑い一択なので同じと考え、冬でも屋内(自宅以外)がどこも暑すぎるため、夏と変わらないレベルの汗をかいてしまうから結局全部夏と同じだからだ。
JW-520 ノースリーブ
ノースリーブタイプ。必要最小限に抑えたいならコレ。どんなウェアとも重ね着しやすい。
JW-521 ショートスリーブ
半袖タイプ。オーソドックスで万能。腕からも汗は結構出るのでカバーできる。半袖や長袖のウェアとも相性がいい。
JW-522 ロングスリーブ
長袖タイプ。スリーブ部分も同じ素材でできている。長袖というと冬向きなんじゃないかとおもうかもしれないが、夏の汗は腕にもびっちり発生してくるので腕の汗処理もしたいならロングスリーブはいい。
JW-519 ボクサーパンツ
意外と腰やお尻、股間の部分も汗が出てくるし、背中からの汗が流れてくる部分でもあるので結構濡れやすい。そんな時は通気性も良く、上位レイヤーに汗移動してくれるアンダーウェアがあるのは快適性の向上につながる。運動中だけでなく、服装の自由度が低い仕事中に履いてるときの貢献度は高い。
JW-713 冷感ショートスリーブ
冷感タイプの半袖。少しでも涼しくしたい人向け。気になる冷感については、夏場の高温だと暑すぎてわかりにくいけど、気温が少し下がってきたような季節だとひんやり感は感じる。
JW-715 冷感ロングスリーブ
冷感タイプの長袖+スリーブはUV機能付き。JW-522とは違いスリーブ部分は生地が違う。3D構造ではなくてピタッと面になっている。そしてこのスリーブ部分にはUV機能がある。正直この機能は日焼け対策したい人にはめちゃくちゃ嬉しい部分。これ一枚でドライレイヤーとアームカバーを装備しているようなものなので1枚で2つを装備していると考えられる。アームカバーの締め付けが好きではない人はこっちのタイプを試してもいいかもしれない。
サイズ感
オフィシャルのサイズ表は以下の通り。
SS | S | M | L | LL | 3L | |
胸 囲 | 78-84 | 80-88 | 88-96 | 96-104 | 104-112 | 108-116 |
身 長 | 155-165 | 165-175 | 175-185 |
S | M | L | LL | 3L | |
胴 囲 | 68-76 | 76-84 | 84-94 | 94-104 | 98-108 |
身 長 | 155-165 | 165-175 | 175-185 |
耐久性
非常に薄いので耐久性は頼りなさそうではあるが、少なくとも値段以上の仕事はしてくれる。2層構造の2枚とも破けて穴が空いたことはない。自分のミスで爪などで引っ掻けてしまった時は、線のダメージが付いた。それでも1層のみのダメージで済んでいる。
長く持たせるためには爪や木の枝などに引っ掻けないこと。またベルトをする人はベルトに当たらないようにすること。