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熊野古道(伊勢→田辺)9日目

アウトドア活動

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熊野古道(伊勢→田辺)
きっかけ2024年12月の丹沢縦走の時に痛めた膝がなかなか治らず2025年を迎えてしまった。登山も行けないので神頼み(初詣)にでも行こうかと思った時、「あれ、神社に行くんだっけ寺に行くんだっけ?」という疑問からすべてが始まった。アウトドアに...

 

ルート

全体図

9日目は、一番左の緑色のルートの部分になります。

 

9日目部分拡大

 

■9日目 02月05日(水) 約29㎞/8時間
滝尻王子 → 稲葉根王子 → 紀伊田辺駅
気温:5度~-3度

 

山行記録

滝尻王子

05:30頃、多少降っているだろうと思っていたが、こんなに積もっているとは思わなかった。今日は30km程度の距離なので時間に余裕があるとはいえ、苦戦が続きそうだ。

だめだ、非防水のトレランシューズだとこの深さの雪の上を歩くとびしょ濡れになってしまう。

万が一を考えて雨対策で持ってきていた防水シューズカバー。まさか役に立つ時が来るとは思わなかった、過去の自分にほれぼれしてしまう。

これからどんどん街に近づいていくので雪はそのうちなくなるだろう、今は雪景色を堪能していた。

北郡橋を渡った後。こういう下の道を歩くのか上の道を歩くのか微妙な場所に毎回迷う。正解から言うと下の道が正解。ただ標識が敢えて上の道路に設置されていたので上の道路用だと思って上の道路を選択したが全然違った。

舗装路に出たり入ったりを繰り返す。

07:40頃、雪で歩行ペースがかなり遅くなったが、そのおかげでゆっくり歩けていていいペース。もっとゆっくりでもいいくらいだ。

だいぶ雪も無くなってきたのでシューズカバーを脱いだ。道具が役に立つ時ってなんか気持ちがいい、やってやった感みたいな。

08:20頃、鮎川王子を通過すると、だいぶ町になってきた。

民家の間を縫って歩くところも。犬が急に吠え出す。

朝のごみ捨てに来ていた住民の方に声を掛けられた。最近ハイカーが増えてきた感じがすると言っていた。そして「ここに来てくれてありがとう」って言っていた。馬越峠で出会った方も「来てくれてありがとう」って言ってたの思い出した。

熊野古道楽しかったなぁともうゴールした気で景色を振り返る。

誰だろ

 

稲葉根王子

ここは分岐となる場所。稲場根峠を越えていくか、舗装路を歩いていくか選択できる。

もちろん峠を歩く

画像奥にあるのが峠道の入り口。民家の真ん前を通っていく。途中犬がいて吠え出すのでビビる。

短い峠だが結構急な上り。

稲場根峠が今回の旅の最後の峠だった。あとは舗装路を街中を歩いていく。

 

八上王子

11:20頃、やっぱ舗装路は足が痛くなる。休憩

次は三栖王子に向かう。このトンネルの前の道路を横切らなくてはならない。トンネル内が暗いし、車側からこっちの存在分からないだろうし中々怖い。

三栖王子到着手前の場所。

意外とこの辺迷う。

んー

行き止まり。この道じゃない。

舗装路になるとどうしても迷子になる。分かりにくいんだよなぁ

工事してるところを通るのが正解だったようだ。

もう殆ど舗装路で古道感薄いのでどんどん進む。

お四国病マンに誘われた小辺路に行く件、やめた。

前進するならまだしも一旦”戻る”って感覚がどうしてもめんどくさい。こう決断させたのはこの舗装路のせいだということは分かってた。またこの舗装路歩くのかと思うと気持ちが上がってこない。

こういうの実は自分が住んでいる街中にもあるんだろうなと思ってきた。

13:40頃、高山寺を通過すればもう田辺駅に向かうだけ。

峠に居た時よりも寒いんじゃないかと思うくらい冷えてる。

 

高山寺

じゃ、ゴールに向かいますね。

嗚呼、ついに終わるか

9日って本当に短かった。もっと長いと思ってたけど、3、4日目過ぎると人間の環境適応能力が発揮してアウトドアしていることに慣れてきていた。

匂う。駅は近い。

14:20頃、紀伊田辺駅到着。ゴール。

伊勢路も中辺路もカラーが違ってどちらも良かったし楽しかった。本当に来てよかった。

この後、鬪鷄神社に寄ったり寿司食べに行ったり下界を満喫して、このまま違うエリアに移動して旅を続けてもいいなと思ったけど、花粉がそろそろ来そうなので予定通り大人しく帰ることにした。

 

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