最近テント泊してないなぁと思い始めて数週間。天気も悪くなかなか予定が立てにくい日々が続いていた。そんな中、台風は2発同時に発生中とはいえ雨予報の無い日を見つた、天気が急変しても被害を最小限にするため東京から近場で探した。もちろんここ直近1カ月で熊情報が少ないところは必須だった。
何気にまだ雲取山に行ったことがなかったのでこれを気に行ってみようと選択。近いとはいえ公共交通機関や車でいくかいつも迷う。基本縦走が多いので車を取りに戻るのが面倒なので公共交通機関でいくことにした。始発で言ってもスタート時間が遅くなるので前泊でできるところや野営できるところを探してたら、鴨沢に便利な宿を発見し即決。
宿は古いが陽気な宿主に出会えたのはよかった。
結論に一気に飛ぶが、目的のテント泊に対して悪天候と判断し登山断念した。
そんな一日の記録を残しておく
山行 記録 予定だったサマリー
| 日程 | 2024年09月30日(月) ～ 10月01日(火) |
| エリア | 奥多摩 / 東京都 |
| 天気/気温 | 曇り、雨 / 15~18℃ |
| ルート | 鴨沢 → 親川→ 飛龍山 → 雲取山 → 雲取山荘（テント泊） → 鷹ノ巣山 → 奥多摩駅 |
| 歩行予定距離 | 39.5km (登り2,991m / 下り3,213 m） |
| 歩行時間 | N/A |
アクセス
| 登山口 | 親川登山口 |
| 往路/復路 | ・自宅 → 奥多摩駅 → 留浦（バス停）→ 徒歩 → 鴨沢山の家
登山当日に始発で向かってもスタート時間が遅くなるので、鴨沢の近くにあった「鴨沢山の家」で前泊した。最寄りのバス停は「親川」だが本数が少なくて計画から除外、次に近い「鴨沢西（バス停）」もまだ本数が少ない、やっぱりメジャーな「鴨沢（バス停）」を目指すことになるが、よく見ると鴨沢より一つ手前の「留浦（バス停）」だと本数が一気に増えている。鴨沢と留浦の距離は徒歩で10分以下で到着できるので、留浦を目指した。 |
山行断念記録
計画段階では
台風が2つ同時に発生している状況だったが、台風の直接的な影響はない様子だったことと、複数の天気予報サイトで9/30、10/01は曇り/晴れ、風もほぼ無風、雨雲レーダーも雲は多いが雨は降らない予定、登山指数もAとB評価。これはいけると思ってしまった。
そして前泊する9/29も曇りの予定だった。
9/29 前泊の日
（9/29 15時頃）奥多摩駅に到着。雲は多いと思っていたが予想以上に霧がすごい。嫌な予感しかない。
あの「奥12」のバスで「留浦」に向かいます。って水溜まりあるじゃん、雨降ってたのか・・。きっと駅周辺だけだよな・・とポジティブ思考全開でバスに乗る
「留浦」バス停に到着。
ちょ・・、水溜まりどころか雨降ってるじゃん。わかり辛いけど傘が欲しくなるレベル、多分1mm～2mmの雨。霧も奥多摩駅より濃ゆい。
ここから徒歩で「鴨沢」まで歩く。
あそこに見える「鴨沢」リゾートか。宿がたのしみや
「鴨沢山の家」に到着。徒歩10分位かな。一泊3000円（現金）で電話で連絡しておけばOK
共用場所にキッチンなど必要なものはそろっていてめちゃくちゃ便利。古い建物だが綺麗にされている。今夜は一人だけとのことで自由に使わせてもらうことに。
陽気な宿主のお爺さんは93歳とのこと。よくあるセリフだが全然93歳に見えない。やばいな最近の人類の元気さは・・。背筋は伸びてるし、でかい声で爆笑するし、なんといっても目がイキイキしてる。
壁にかかっている雲取山の写真をみながら小話。
爺「この写真さー、セミプロの写真家がいうにはとても価値あるいい写真らしいの、でもね、ここに人が一人写ってるでしょ、だから価値0なんだって、ゼーーローーなーのー」
俺「で、この人は誰なんですか？」
爺「嫁」
俺「え？ｗ だったらまぁいいじゃないですか」
爺「コレがいるばっかりにゼロなのーｗ」
どんな気持ちで言ってるのかわからんが面白かったので爆笑した。
そして、宿代の支払いで新しい1000円札で払ったら急にテンション上がって「これ！これは！新しいやつじゃん！おお、すごいすごい（満面の笑顔）」と、お宝ゲットーみたいな感じで降りて行った。なんかいいことした気分になってしまった。
部屋はこんな感じ。特に不便はなく快適。扇風機、ストーブ、テーブル、座布団、ハンガー、布団がある。WiFiなんてない（一応）。多分浴室もない（必要なかったので聞くこともしなかった）。
ここは3階建ての3階の部屋。2階にも客室があり結構大きい。
気になる天気予報をみると、外の雨模様を見れば大体わかってたが悪化している。この時の雨量は確実に3mm～5mmはあった。この時点で明日晴れたとしてもテント泊の予定だったのでドログチャほぼ確定で萎える。
食事を済ませて早々に寝ることにした。
翌朝
03時頃起床。すげー雨。 見なかったことにして不貞寝1時間。
04時頃再起床。変化なし。
05時頃再起床。大分弱まってる、小雨とはいえ傘は欲しくなるレベル。風は全くないが霧が昨日より濃い。見えるはずの山が全然見えない。
今日の予報と雨雲レーダーを確認。この後は曇り、一時雨が来る見込み。樹林帯なので雨は防げるが、もう登山道やテント場はドログチャだろうなと想像した。
辞めた。帰る。
何度も、日帰りでルート変えて雲取山いくか、近くのほかの山上って帰るかとも考えたが、一度折れた気持ちは元に戻らず。
7時頃。霧は少し減ってきたがそれでもこの濃度。本来目の前には山々が見える景色。バスに乗って奥多摩駅へ。
8時頃奥多摩駅に到着。登山希望者がちらほらいる。自分の判断が間違っているのかと何度も考えてしまう。今回の目的は「テント泊」をしたかったので多分楽しめないと思ったのでこの決断にした。違う目的だったら行ってたかもなーと思いながらも帰路へ
また近いうちに爺さんに会いに行こう
