阿蘇山(杵島岳、烏帽子岳、中岳、高岳)

登山

阿蘇山へ行こうと色々調べてみると、噴火警戒レベルが2ということでこのレベルは登山ができるのかどうかいまいちハッキリわからなかった、早朝の駐車場の事情とかもどれもハッキリしないものが多く困ってたが、どうせやることもないので現地に向かうことにした。

結論から言えば心配していたことは問題皆無であった。合法的に登山道は普通に歩けたし深夜早朝も問題なく駐車できた。ただその時々で状況はかなり変わると思うので参考程度に。

折角来たならこの辺の目立つ山は全部上ってしまいたいと思っていたので、杵島岳、烏帽子岳、中岳、高岳の順で上ってきた。杵島岳はアスファルトと階段が多いので一番最初に行ったのは個人的には正解だった。そのまま隣の烏帽子岳に登り、後半は中岳、高岳と上るルートにしたが、前菜からメインを食すようにいい流れだったと思う。

中岳方面は火山らしい火山の風貌がすごく、本当にここは火星なんじゃないかと錯覚できるくらい壮大で広大だった。火山口からはもくもくと煙が上がっているところを見ると自然の力を感じるような迫力だった。多分望遠できるものがあるといいだろうなと、望遠レンズももっていったけど、これも正解だった。画像では伝えられないようなものが良く見える。

全体的に見どころが多い登山で、景色が沢山変わるので一日中飽きずに楽しい気持ちが高まったまま登山を終えた。難易度は高くないので多くの人が上出ると思う。距離に関しては実際より体感の方が長く感じた。また日影が全くと言っていいほどないので日傘や帽子は準備しておきたい。

 

山行記録サマリー

日程 2024年04月16日(火)
エリア 阿蘇 / 熊本県
天気/気温 04月16日 晴れ / 11~23℃
ルート 駐車場 杵島岳 → 烏帽子岳 → 南岳 → 中岳 高岳 → 駐車場
歩行距離 18.8km (登り1,152m / 下り1,141m
歩行時間 7時間

 

アクセス

登山口 臨時無料駐車場(ヘリポート横)から
往路/復路 ・車(おすすめ)
・産交バス-阿蘇火口線
・阿蘇山北エリア(阿蘇駅など)から歩き(登山道あり)
・阿蘇山南エリアから歩き(登山道あり)

 

ルート

 

水場

基本なし

阿蘇山上ターミナル(東エリア)辺りに売店などで補給可能
草千里(西エリア)の売店などで補給可能

 

 

山行記録

駐車場 → 杵島岳 → 烏帽子岳 → 南岳 → 中岳 → 高岳 → 駐車場

臨時駐車場から

(03:30頃)早朝に「草千里ヶ浜駐車場」へ駐車して登山開始しようと思っていただが、バリケードが張って会って入れなかった。そのまま道路を先へ進んでいくと、早朝来客者はこの先の臨時駐車場へ駐車するよう標識があったので素直に進んでいく。場所はヘリポートと同じ敷地内の大きな無料駐車場。当初の予定よりいい立地だったので嬉しいスタートとなった。

画像は少し明るくなった5時ころのものだけど、3、4時頃は鹿がうじゃうじゃいてキャンキャン鳴きまくっていた。個体数は見えないけど鳴き声の多さにビビって社内で待機していた。

(05:00頃)そろそろ明るくなってきたので杵島岳に向かいます。

 

杵島岳へ

少し上ったあたりから阿蘇山(火山口)の方をみてみると黙々と煙なのか湯気なのか吹き出ている。この時の警戒レベルは2だったので今にも噴火しそうな雰囲気が、なんか自然の中にいるって感覚が高まってた。

しかし、鹿が多い。

杵島岳はアスファルトや階段で整備されているのでスニーカーでも登れる完全観光地。

この長い階段を上り切れば頂上。結果的にウォーミングアップとして先にこの山に来てよかったと思う。

(06:00頃)杵島岳山頂到着。火山口方面からの朝日が綺麗だった。今日も一日長くなるなぁ。

杵島岳山頂の北側にはクレーターぽいのがある。一応ここは周回できる。自分はパスして先へ進むことにした。

火山口をズーム。下山するまで大人しくしててください。

 

烏帽子岳へ

さて次は烏帽子岳へ向かいます。山の手前にある草原地帯にはやく突っ込みたい。ドラゴンボールの宇宙船ポッドが落ちてきたみたいな形がいいな。

烏帽子岳をズーム。

草千里ヶ浜をズーム。

下ります。階段を降りるときのリズム感が狂うとコケそうになるので気を付けていきます。

サクラっぽいのがありました。

一旦下山完了。草千里ヶ浜へ

(06:30頃)草千里ヶ浜駐車場が見えました。まだ誰もいない様子。

道路を渡ると烏帽子岳登山口の標識がある。

超気持ち良かったっす。ご機嫌な犬みたいにゴロゴロしたり走り回りたい気分でした。

急にステージにスモークが焚かれたように。自然の演出。

正面ちょい右くらいのへこんだところから登山道に入れるそうかな。

正解でした。ここから登山ぽい登山道に入ります。

安全で上りやすい道が続きます。なんか雲が多いなあ

振り返ってみるとまた良い景色。さっきまでいた杵島岳が見える。

(07:00頃)烏帽子岳山頂に到着。タイミング悪く雲が多いときに来てしまったようであまり広大な景色を見ることはできなかった。

辛うじて少し見えた。烏帽子岳の南側の景色。

 

阿蘇山上広場へ

周回するように一旦下山して火山口方面に向かいます。

 

こちらのルートもなかなか景色がいい。標高は低いけどなかなかいい山だった。

道路が見えてきた。

一旦道路に出て阿蘇山上広場へ向かいます。

道路の横に歩道があるので柵を超えてそちらへ

古坊中に到着。さっさと通過します。

火山口に大分近づいてきました。道の雰囲気も火山ぽくなってきた。

阿蘇山上広場側に到着。

(07:50頃)少し人がちらほらいる様子。

中岳方面へどんどん向かいます。小さい小道が視野に入るけど標識通りに進めばOK

なんとなく右に行きたくなるけど、無視して真っすぐ

一旦道路に出ます。真っすぐ行く

こんな感じの料金所がでてきたら右に登山ルートが出てきます。

 

中岳、高岳へ

さ、ここから本場って気持ちで歩きます。日も出てきて眩しく暑い

これまでとはだいぶ雰囲気が変わってきた。景色の変化は長いトレイルの中でいい刺激になる。

進めば進むほど火山感が出てくる。テンション上がるわ

ここ日本だっけ

日が強い・・日陰というラグジュアリーは皆無。でも楽しい。辛いのに楽しいって感覚はハイカーなら皆一度は知ってるやつ。

日傘や帽子があるといいと思う

 

ちゃんと標識もあるので安心

ついに徒歩で火星に来てしまったようだ

「フハハ、、フハハハハ」て楽しすぎて笑ってたの思い出す。

トレイルは在るような無いような感じで方向感合わせていく

島国とは思えない広大さ

深い崖があるけど無理に近づかなければ危険はない

若干道っぽくなってきた、そろそろこの先に上りがあるはずなのだが

これを上るのか、結構大変そう(だった)

地層が見える、そして色が違う。鉱物のせいかね

ふぅ、岩だらけの上り終了

南岳がすぐ近くにあるようなので寄り道しといた。

火山の稜線を歩きながら中岳に向かいます。

火山口が良く見える。やばっ、かっこよ

ここで望遠レンズ装着。このためにもってきてよかった。

 

(09:40頃)中岳到着。南岳から中岳間の稜線がとてもいい景色が続く、数歩歩いては見惚れての繰り返しでなかなか前に進めない。

さあ、最後の高岳に

(10:05頃)登頂!

景色が色々変わるのでとてもつもなく長い距離を空いている感覚だったけど、データでは19km程度で意外だった。この歩いてきたルートは我ながらいいプランだったとおもう。とても楽しく時間的にも体力的にも十分余裕ある感じだった。この後は真っすぐ戻って12:00頃に駐車場に戻りました。

 

装備

衣類

  • シューズ(サロモン アルファクロスGTX ローカット)
  • ドライレイヤー(ミレー ドライナミックメッシュ 半袖)
  • 化繊Tシャツ半袖(マリンショップで買ったやつ)
  • レインウェア(ミレー ティフォン50000)
  • レインパンツ(ワークマン INAREM)
  • ハーフパンツ(ワークマン w/タイツ(MacDavid MA102)
  • アームカバー(カリマー)
  • グローブ(おたふく手袋 JW-145、テムレス青(雨用))
  • 靴下(ガッツマン)
  • 帽子(Footmark)

 

ギア

  • バックパック40L(モンベル アルチプラノパック)
  • ヘッドライト(Gentos) w/予備電池
  • ソフトフラスク(無名 500ml)
  • 折り畳み座布団(キャプテンスタッグ)
  • サングラス(オークリー)
  • 傘(Waterfront)
  • スマートウォッチ(Garmin Instinct2 dual )
  • モバイルバッテリー(Anker 16000mAh)
  • トレッキングポール(無名 1本)

 

その他

  • カメラ(Sony α6400)
  • ミニ三脚(マンフロット MTPIXI-B)
  • 行動食
  • 水 2L
  • 衛生品(コンタクト用品、テーピング、痛み止め薬など)
  • トラッシュバッグ(モンベル)
  • エマージェンシーキット
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