関東はまだ花粉が降りまくる中、九州は終わりを迎えていたので早々に遊びに行ってきた。九州の山事情は全く分からなかったが、調べていたら阿蘇山とか九重連山というのに目についたのでそこへ向かうことにした。そして九州には熊が居ないという話なので好条件が揃う。
登山口は沢山あり、ルートも色々とアレンジ可能だったのでどのようなルートで回るか結構迷ったけど、「くじゅう17サミッツ」という、九重連山のうち1,700mを超える9座をそう呼んでいるとのことを知り、それを上っていこうと決めた。
最終的に「長者原」からスタートし、ぐるっと時計回りのようなルートで「坊ガツル」でテント泊するのんびりとした計画にした。また何度でも来たくなるような予想以上に魅力的な場所だった。
山行記録サマリー
日程 | 2024年04月17日(水) ~ 2024年04月18日(木) [2日間] |
エリア | 阿蘇くじゅう国立公園 / 大分県 |
天気/気温 | 04月17日 晴れ / 15℃ 04月18日 晴れ / 15℃ |
ルート | 1日目:長者原 → 三俣山→ 大船山→ 坊ガツル(1泊) 2日目:坊ガツル → 中岳 → 久住山 → 星生山 → 牧ノ戸峠 → 長者原 |
歩行距離 | 26.6km (登り2,407m / 下り2,391m) |
歩行時間 | 16時間 |
アクセス
登山口 | 長者原登山口(MAP) |
駐車場 | 長者原ビジターセンター(MAP) |
ルート
山行記録
1日目:長者原 → 三俣山→ 大船山→ 坊ガツル(1泊)
長者原ビジターセンターへ
宿泊していた熊本県阿蘇市から大分県九重町の長者原ビジターセンターへ車で向かう。深夜移動だったので段々明るくなってきて景色が見えだす。
(06:00頃)長者原ビジターセンターの駐車場に到着。そこそこ人はいる様子。
さぁ、出発。いきなりこんな景色を見せつけられたら興奮してくる。
スタート直後はコンクリート道。登山者は全然居ない。
予報通り花粉は感じないし熊もいないし最高。コンクリートの道を歩いているとこの様に左に分岐がでてくる。今回の予定ルートはここを左に行き、まずは「三俣山」へ向かう。
分岐を上っていきます。やっぱり土があるといいね。
この九重連山は分岐が多いの気を付けないと別のルートに入ってしまう。しかしどのルートを通っても迷子になるようなことはなく、標識は沢山あるし別のルートからでも柔軟に対応可能。
予定通り天気の良い日になりそう。
岩々しい道に変わった。この辺は採石場のような雰囲気。自然というよりは工事感強め。
一つだけ明らかに白い山があって目立ってる
後ろを振り返ってみるとこんな感じ
(07:15頃)中東の雰囲気がある休憩所に到着、折角なので少し休むとしよう。
三俣山へ
休憩所の正面は三俣山が待っている。みるからに山頂は絶対いい景色が見えるよなぁ。
三俣山本峰手前の高いところ、いい景色が広がっている
三俣山IV峰の先っちょで立ってみた。高いところ苦手なので結構ビビってるが、人を置くだけで景色に広大感が出てくるような気がする。
三俣山は5峰もあるので意外と広い。IV峰から本峰へ向かいます。日当たり良くて暑い。
三俣山ゲット。道っぽい踏み跡が多く南峰に向かう道が見つけにくかったけど何とか見つける。
正面に見える南峰へ休まず向かいます。
難なく到着。ここから東側のルートで坊ガツルへ向かうのだが、もし時を戻せるならこのルートは通らずに来た道をいったん戻ってから別ルートで坊ガツルへ向かいたかった。
坊ガツルへ
ここから下っていく
これは後半の一部。下りるのに本当に必死だったので全然写真が取れなかったのは無念。
とにかく狭いし急だしなんといってもめちゃくちゃ滑る。気を付けて歩く必要があるので時間がかかる上に、ザックはあっちこっちにぶつかり引っかかるし、滑りが半端ないのでアクロバティックな感じになり何かと腕の力を使うし、固い木が刺さったりして衣類も破けるし、滑って泥だらけになるし、擦り傷や打撲は食らうし・・。Ah
心身にストレスのかかるルートでした。
(10:00頃)何とか南峰を折り切って目の前に坊ガツルが見える。めちゃくちゃいい景色だしここでテント泊できるとおもうと小走りしたくなる。
さて、どこにテントを張ろうか
周囲に何もない広々としたここにテントを張って、次は「大船山」へ向かいます。荷物が軽くなって機動力アップ
こんな感じの道を延々と上ります。単調なので面白さに欠ける。小鳥が多く写真を撮ろうとするがうまくいかず、無心で上る。
分岐に到着。左に行けば「北大船山」、右は「大船山」。最初に右へ行きます。
大船山登頂
(12:45頃)大船山山頂到着
360度いい景色で九重連山が良く見える。先ほどの分岐まで戻り北大船山にも登頂。
(14:00頃)大船山を下山し坊ガツルへ戻ってきた。本日の山行は終了。
ここから徒歩5分位のところに「法華院温泉」があるので温泉につかってきた。めちゃくちゃ気持ちがいいので絶対行って。お酒、アイス、食品も売ってたので色々と便利なところだった。
テントに戻ってきてからコーヒーを淹れて読書をしながらのんびり過ごし、明日も早いので早めに就寝。
テントで寝てたのではじめ風が吹いてテントが揺れているのかと思ったら、四国で震度6弱の地震が発生し我がテントの場所では震度3~4の揺れが起きた。周囲に何もない場所だったので危険は感じなかったが、登山中じゃなくてよかったと心底思った。