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ルート
全体図
8日目は、右から八番目の水色のルートの部分になります。
8日目部分拡大
■8日目 02月04日(火) 約39㎞/10.5時間
水呑王子 → 発心門王子 → 小広王子 → 十丈峠 → 高原熊野神社 → 滝尻王子
気温:5度~-2度
山行記録
水呑王子
05:45頃、今日も明日も晴れ予報。空気は冷たいが不安も無くすがすがしい朝だ。今日は滝尻王子まで行く予定。
発心門王子
06:10頃、バス停、トイレ、自販機、休憩所、広場、色々揃っている発心門王子に到着。この辺の王子は大きい所が多い印象。次は三越峠へ
06:30頃、うおおおおお、何か一気に雪が降ってきた。これは積もるやつだ。ちょっと・・今日は晴れ予報じゃなかったのかよ。
急いで傘をさす。
一瞬で積もった。早いな。
三越峠
07:45頃、三越峠休憩所に到着。実際には休憩所には寄らずに、右から左へ通り抜けた。見てわかるように風も吹いてきて横殴りの雪が吹雪く。
バラクラバ機能もあるフーディで顔を覆う。
峠道に入ると風も雪も遮られて大分快適になる。まだノーマル装備でも滑るような感じではない。
岩神王子方面は通行止めになっていた。このまま案内通り別ルートで前進する。
先ほどの雪は偶発的な一瞬のイレギュラーだったようだ。そう思いたい。
岩上峠を越えて、熊瀬川谷当たりの舗装路に出た。
意外と思われるかもしれないがここで右往左往して時間を費やしてしまった。つまり迷子だ。
標識が示している右のトレイルからこの舗装路に出たところである。この舗装路を右(画像奥側)に行くのか左(画像手前側)に行くのか案内が無い。正面の標識を見る限り道路の左側(画像手前側)からくる人向けに案内していて、逆側の右側(画像奥側)に対して標識は何もない。つまり、左側(画像手前側)に行くのが正解か、と思ってしまった。結論を先に言っておくとこれは間違いで正解は右側(画像奥側)に進んでいかなければならない。
自分が出てきたトレイル側の標識をみても、自分が通ってきた滝川王子の方向と、先ほどの画像左側(画像手前側)に向かってのみ標識が出されている。しかし、その先にあるのはバス停だ。バス停に向かわせる標識って、、なんか違う気がしてならないが、一旦進んでみる。
が、しかしどう考えても違う。やっぱり戻る。
この行動を数回繰り返す。
らちが明かないので、GPSという文明を使って問題解決させる。貴重なバッテリーを消費したくなかったが仕方がない。
これにより最初の画像の奥側に行くことが分かった。
こういう惑わす標識になってしまうくらいなら何もない方がいい。
09:50頃、先ほどの迷った分岐を奥に歩いてきたらちゃんとトレイルへの道があった。無駄な時間と足を消耗してしまった。
10:25頃、広い敷地と東屋あり
10:30頃、小広王子に到着する前にトイレもあり。飲み水ではないが水道があるので水の補給ができる。ここで水を補給して浄水して飲んだ。
小広王子から近露王子はこんな感じの舗装路を歩くことになる。
素敵な茶屋あり。この日は営業はしてなかった。
11:25頃、継桜王子を通過。ちょくちょく民家が集まる場所を通過する。量は減ったものの雪も止まず降り続いている。
花びらが散っていると思ってたが、よくみてみると敢えてこうなっていることが分かった。
なんか散らかってるだけに見えるのでもう少しいい感じだと素敵になるのに。
近露王子
12:20頃、近露王子エリアに入ると急に吹雪になる。
本宮大社からここまでで一番大きな町
ルートを少し外れるがここは広い公園もあるし、Aコープ(スーパーマーケット)もあるので一つポイントとなる場所でもある。
舗装路が終わり、久しぶりに石畳み道に入る。
東屋で少し休憩。ここで近露王子エリアを展望できる。
道の駅
先へ進むと、道の駅がある。食料も底をつきそうだったので立ち寄ることにした。
13:20頃、道の駅到着。おみやげ系が多いけど、パンやおにぎり、カップ麺などはある。ここで麺類、丼ものなど飲食もできる。キャッシュレス可。
温まりたかったんです。
旅中の温かい食事は感動しかない。味覚も研ぎ澄まされているので、普段無視してしまうような目立たない味も感じることができてしまう。正直、もうここで終わってもいいやと思うほどリラックスしてしまう。ここからまた荷物持って雪降る寒い道を歩き、夜はテント泊するということが想像できなかった。
・・・。
行くか。
動き出すと一瞬でスイッチが入る。親子丼が体内を駆け巡っている。
十丈王子
15:30頃、十丈王子に到着。ここも広く平だ。
道の駅で手に入れた「めはり寿司」。高菜の漬物を来るんだ郷土料理。がちがちに冷えてるが食べてみる。見た目的にも素材的にも味に期待してなかったけど、もう一つ食べたくなる。あー、いいなこれ。
次は高原熊野神社を目指す。
また降ってきた。
高原
16:10頃、高原熊野神社に向かう前に「一里塚跡」があり、その隣に三角小屋がある。
地蔵茶屋跡で出会ったお四国病マン情報によると、ここは使ってもいいらしい。彼が言うにはこの辺に住む住民から「使用感あるけど誰も使ってないから、あの小屋で寝てもいい」と直々に言われたそうだ。
「はじめ汚かったけど俺が泊まったおかげで綺麗になってるはずです。掃除したんで。」と言っていた。
泊まることはしなかったが、中を覗いてみると確かに意図的に掃除した痕跡が感じられる。もうここで寝ちまうかとも思ったけど、日没まで1時間ちょいあるのでもう少し歩くことにした。
滝尻王子に到着するころには日が暮れてるかも。
高原熊野神社手前の街中で見える景色がきれでなかなか進めない。
高原霧の里休憩所からみた景色も素敵だった。
あとは滝尻王子に到着するだけ。日が落ちてきて暗くなってきた。
1番まできた。もうゴールはそこ。急な下りでスピードは出せない。
17:50頃、もうライトが無いと歩けないほど暗くなったが滝尻王子に到着。結構冷えるけど風は無くなってるのは助かる。
コーヒーを飲みながら明日のルートを確認しておく。ロングトレイルはやっぱりどこでも調達できるCB缶が便利。登山でマイナス5度くらいの気温で使ったことあるけど普通に使える。ST-350はこれまでのCB缶用ストーブに比べて大分軽量化されているのでかなり便利になったと思う。
明日は田辺にゴールするだけでこの9日間で一番短い距離だしもう何も心配することは無かった。これでもう終わってしまうと思うと、帰りたくない気持ちになる。お四国病マンに誘われた小辺路に行くかどうかまだ決めてない。明日決めよう。
9日目:滝尻王子 → 稲葉根王子 → 紀伊田辺駅
