奥秩父主脈縦走(前編(瑞牆山荘→ 甲武信ヶ岳→ 西沢渓谷))

登山

当時の予定としては別のロングトレイルに行くつもりだったけど熊事情が酷すぎて、バックアッププランとして用意していたこちらを行くことにした。

この当時は知らなかったけど「奥秩父主脈縦走」という雲取山の方まで伸ばすことも出来たようだった。それもかなり楽しそうと思ったけど今回は瑞牆山→金峰山→甲武信ヶ岳を2泊3日で歩いてきたので書き残してみました。

天気に恵まれ最高の三日間だった。このルートがこんなにも景色がいいとは思ってもいなかったので感激したので、もしこのあたりで登山を考えてるならお勧めの一つです。

初日に泊まる場所は、富士見平小屋、大日小屋、大弛小屋の3択で迷ったが、富士見平小屋だとさすがに距離が稼げないのと人が多そうなので選択から外し、最長の大弛小屋までいけるかどうかは非常に悩んだが、中間の大日小屋で手を打った。しかしここには補給できるものは一切無いので富士見平小屋で水をたっぷり運ばないといけなかった。

失敗もあった。登山にいくと毎回必ず食料が余ってたので、今回は余らせないように調整したら足りなくなるという事態に。エネルギーが無くなるとかなりフラフラしてきて足に力入らなくなってくる。グラフにすると徐々にそうなるというよりはガクッとある段階で一気に来た感じ。計算通りいかない場合は、足りない方ではなくて余る方に計算ミスするほうが何倍もいいという経験をした。

 

山行記録サマリー

日程 2023年10月17日(火) ~ 2023年10月19日(木) [3日間]
エリア 奥秩父 / 山梨県
天気/気温
10月17日 晴れ / 15~20℃
10月18日 晴れ / 15~20℃
10月19日 晴れ / 14~20℃
歩行距離 33.6km (登り3,032m / 下り3,441m
歩行時間 20時間

 

アクセス

登山口 瑞牆山荘(MAP)※瑞牆山向かい側に登山口あり
往路 ・山梨峡北交通 韮崎駅バス停2番乗り場(MAP)→ 瑞牆山荘 ※PayPay可
復路 ・山梨交通 西沢渓谷入口(MAP) → 塩山駅 ※SUICA可
・山梨市民バス 西沢渓谷入口(MAP) → 山梨市駅 ※現金のみ
※両社とも西沢渓谷入口のバス停は同じ場所(画像あり
参考 山梨峡北交通 時刻表
山梨交通 時刻表
山梨市民バス 時刻表

 

ルート

瑞牆山と鷹見岩は飛ばす人は多いが、折角来たのだからぜひ行きたいと思ったのでこのようなプランになった。寄り道しないで真っすぐ甲武信ヶ岳を目指すなら一泊二日も可能だと思う。

■10月17日(1日目) 約10㎞/7時間
韮崎駅 → 瑞牆山荘 → 瑞牆山 → 鷹見岩 大日小屋(1泊)

■10月18日(2日目) 約17㎞/11時間
大日小屋 → 金峰山 → 国師ヶ岳 → 甲武信ヶ岳 → 甲武信小屋(1泊)

■10月19日(3日目) 約7㎞/3.5時間
甲武信小屋 → 西沢渓谷入口バス停

 

水場

水場がかなり限定されているので補給を忘れないことと、量も多めに補給しておくと良いです。

 

宿泊地

 

山行記録

1日目:韮崎駅 → 瑞牆山荘 → 瑞牆山 → 鷹見岩 → 大日小屋(1泊)

韮崎駅

韮崎駅は朝から営業している店が何もないので買い物や飲食を期待しない方がいい。辛うじて駅の裏に朝早くから営業しているおにぎり屋「味の店 ほさか」がある。

朝ごはんに購入してみた、めっちゃうまそう(旨かった。)

 

瑞牆山荘

(10:10頃)始発に乗って「瑞牆山荘」に到着。道路挟んで向かい側が登山道。まずは「富士見平小屋」を目指します。

緑に囲まれた静かで緩やかな上りが続く。

道中「瑞牆山」が見えた。岩々していいなー。

 

富士見平小屋

あっという間に富士見平小屋に到着。ここが瑞牆山との分岐でもあり、大日小屋や金峰山方面への分岐でもあるハブである。ここでテント泊する人はテントを張ってから瑞牆山へ登ればいいが、今回は大日小屋に行くのでテントが張れない。管理人に許可貰って小屋側に荷物を置かせてもらう。身軽最高

瑞牆山はこっちね、さぁいこう。

 

瑞牆山

なんかめちゃくちゃでかい岩がある。日本人こういうのにすぐ名前とか付けそう
って思ってたら「桃太郎岩」という名前がついておりました。流石です。

時々荒れたような道もあったが、危険性は感じられず。

大きい岩が増えてきた。そろそろ頂上か?

これは最終段階でしょう、頂上は近い。

(12:20頃)きたーー、絶景!広いー

落ちそうで恐ろしい、足がすくむ

ちなみに季節問わずインナータイツは虫や日焼け、疲労や怪我予防に必ず着用。保護されてないと嫌なんですよね、だから指丸出しのサンダルも苦手。

 

奇岩が沢山生えてたのでズームで近づいてみた。あの茶色なんだろ

一気に上ってきたので休憩がてらランチを取る。これから大日小屋と鷹見岩に向かうけど日没までに行けるかなあ

(14:10頃)富士見平小屋まで戻り水場でたっぷり補給。この後当分水の補給ができないので重要

 

なぜか富士見平小屋から大日小屋へ向かうルートがなかなか見つからずグルグル無駄に歩き回ってしまった。ようやくルートに乗れた。

(15:20頃)大日小屋へ向かう途中、鷹見岩への分岐に出た。どっち先に行くか迷ったけど時間的にまずは日が沈む前にテントを張ることを選択。

 

大日小屋

大日小屋に到着。開けた場所に出ると同時に右手に廃墟の小屋がある。今は修正されていると思うが、この当時ヤマレコのMAPでは大日小屋の位置が合ってなくて戻ったりして結構探してしまった。もし同じようにアプリのMAP上だともう通り過ぎているのに見つからない場合、勇気を出して大日岩/金峰山方面へもう少し歩いていくと急に開けた場所が出てくるのですぐにわかると思う。

こんな感じで開けた場所がある。ここがテント場。

(16:00頃)設置完了、予想通り一人独占。さて、鷹見岩へ行くか行かないか・・。

行くーーー!

鷹見岩分岐まで戻ってきた。鷹見岩へ向かう。この写真だと広々しているように見えるが、かなり狭い道を通ることになるので、テントとか担いでるとかなりしんどい。荷物を置いて向かうことおすすめ

 

鷹見岩

(16:30頃)サンセット前の時間に到着。結構狭い

真っ赤な空にはならなそう。しかしさっきの瑞牆山からの景色といい、このあたりの景色すごくいいなあ。広大感がいい。

あっちが瑞牆山。

ズーム

富士山もしっかり見えた。

さて、夕日も見れたし暗くならないうちに戻るか

綺麗に撮れなかったけど山から見る星空はホントに綺麗で飽きない。

明日も早いので寝ようとするが、自分以外に人間はいないのにテント周辺で足音がする。怖すぎてテントの外を目視することできなかった。

気温はそこそこ下がるので上下ライトダウンを着て、寝袋はインナーとカバーを使ったが十分に暖かかった。

 

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