山行記録
11/08(3日目)大町~松本
足の痛みを考え早めに出発
朝を迎えるも足全然回復せず。自然と跛行になるがやむなし (04時07分)
朝日が昇るまでは山と町の境界線を歩く。熊出ませんように
少し明るくなってきた (05時28分)
今日も長い一日が始まる
塩の道前半に比べて舗装路率が高くなってきている。松本という大都会に向かっているわけだから当然といえば当然か。このエリアあたりから塩の道の標識はあまり見かけなくなる
街中も直進
畑エリアもとにかく直進
北アルプスの真横を
山を見ながら歩く朝は最高だね
こういうのよく見かけるけど、これも牛つなぎ石なものなのかな
安曇野市突入!
ずっと固い舗装路で足が・・・。安曇野市に入る。ここを抜ければ松本市だ (07時52分)
なんか魚がいる、養殖かな。 人がいたので尋ねてみたら「信州サーモン」という通常とは違う配合のブランドサーモンとのこと。まじか・・食いてぇ・・・。
住宅街や街中をとにかく歩く。舗装路は固くて痛い。車も通るし通学路にもなっているせいか学生もよく通る。
時々こういう塩の道っぽいやつがある。もうなんなのかは分からないけどルート上にあるのだから何か関係あるものなんだろう
大きな道路も歩く。ルート上ここを少し行ったところでこの大きな道路を渡ることになっているのだけど、実際は渡れるような横断歩道やバイパスはない。車のスピードも出ているので渡るのに苦労した。
最終エリア松本市に
舗装路をひたすら進んでいくともう松本駅が近いというのが感覚でわかるほど背が高い建物が出てくる
もうゴール手前で嬉しさがこみあげてくる。この先にゴールの牛つなぎ石がある
ついにゴール!
ゴール!! (13時39分)
意外と感動するもんだと驚いた、なんだろう、達成感と解放感が入り混じっているような感情覚えてる。
塩の道を歩く前の下調べ段階では結構地味な道で面白さに欠けるかなと思ってたけど、とても楽しいトレイルだった。ただ初日から足が痛みだしてしまい、三日間この痛みと付きっ切りで苦労した。歩きすぎも原因の一つかもしれないが、シューズも違ったらもっと楽だったと思う。
秋ということもあり草木は生い茂ってなく、虫もいないのでとても快適だったし、デジタル化やバーチャル化が進む中こういうアナログ満載な行動は本当に楽しい。ロングトレイルは現地の文化を感じられることが多いので一つの醍醐味だと思う。
トイレ、水場メモ
11/06(1日目)区間
・松本街道入口にトイレあり
・塩の道資料館にトイレあり
・白池にトイレあり
・大綱峠を越えて大綱橋を渡った左手にホテル国富 翠泉閣がある。それをもう少し先へ進むと広場がありそこに綺麗なトイレがあり水道もある。
・道の駅おたりにトイレ、水道あり
・石坂に集落がある、あちらこちらに水場がある
・駅にトイレ、電気、水道あり(一部駅によって違うと思う)
11/07(2日目)区間
・千国の庄史料館にトイレあり
・牛方宿 にトイレあり
11/08(3日目)区間
このエリアは町中で公衆トイレなどいくらでも逃げ道あるので割愛
宿泊・休憩場所メモ
宿泊は、テント、宿、野宿の3択を考えた。実際に行動したことや予備的に考えていたことを書き残してみることにする。エリアは大雑把に下記に3分割で分けてみました。
テント張れそうな場所や野宿できそうな場所をGoogleマップのストリートビューで事細かく探すも限界があり、なかなか事前に見つけるのは困難だったが、実際歩いてみると予想以上に使えそうな場所は沢山あったのでいくつか載せておく。一応予防線張っておくと、あくまでも物理的に可能という話でありルール的にOKなのかどうかは分からない。可能性として載せておきます。
テント場候補・屋根付き休憩所
- 松本街道入口(MAP)
トイレ有
- 塩の道資料館~しろ池間の峠道
- しろ池(MAP)
平らな場所、屋根付き休憩所、トイレがある
- 雨飾山麓しろ池の森(MAP)
ルートから外れるが白池から15分くらいのところにキャンプ場がある。
- 角間池休憩所(MAP)
古いが屋根も壁もある。水道もついているが水は出なかった。
- 横川の吊橋(MAP)
大網峠を越えていくと吊橋が出てくるので、その橋を渡ったところに平らな場所がある。画像だと少し狭く見えるが車数台止まれるほどスペースがある。
- 芝原の石仏群にある広場(MAP)
左画像の石仏群の一段上に右画像の広場がある。
- 横川第二発電所へ向かう途中のカーブ(MAP)
ルートとしては標識の奥の道から手前側に出てきてUターンするように左下の道を下る。写真を撮っている立ち位置に小さな広場がある。さらに奥へ行く道があり、その行き止まりに右画像の様な広場がある。
- 大網橋手前の広場(MAP)
発電所を通り過ぎたところにある
- 平岩いで湯の広場(MAP)
水道、トイレ、広場がある。綺麗に保たれておりオアシスはここにあった。
- 國界橋周辺(MAP)
國界橋渡る手前に広場がある(左)。國界橋渡った後に峠道に入り、道中1ヶ所スペースが現れる(右)。
- 道の駅 小谷(MAP)
2つのトンネルを越えると、道の駅小谷へ向かう途中に広い場所がある。
- 浦川沿い(MAP)
道の駅小谷を先へ進むと姫川と並行した舗装路を歩く、道中時々左画像の様なスペースは何個かある。また、さらに進むと浦川沿いに出る。そこには多くのスペースがあり使いやすい。
その先へ行くと浦川を渡る橋に出るが、その橋の手前にもスペースはある(MAP)。橋を渡った後数10m先にも広場がある(MAP)
- 無人駅
塩の道と並行するように大糸線が走っており、その中で無人駅が多くある。例えば、北小谷駅~千国駅までは現時点で無人駅。1時間に1本あるかないかくらいの交通量で人もほとんどいない。水道、トイレもある。一例として中土駅に立ち寄ったので載せておく
- その他、湖の近くにキャンプ場は多くあった。
宿
- 発電所を過ぎて大網橋を渡ったら、ルートとは逆方向の平岩駅周辺(MAP)に宿がいくつかある。
- 大網橋を渡ってすぐ左手に大きな建物があり、ハイカー向けではないが「ホテル国富 翠泉閣(MAP)」がある。
- 道の駅小谷を過ぎたあたりに「来馬温泉 風吹荘(MAP)」がある。但し営業日が限定されているので注意
- 中小谷を越えたあたりに「サンテインおたり(MAP)」があり、近くにローソン(MAP)があるので使いやすい。
2日目、3日目区間はあまり困ることもなく、調べれば情報は出てくると思うので割愛。
装備
衣類
- シューズ(サロモン アルファクロスGTX ローカット)
- ドライレイヤー(ドライナミックメッシュ 半袖)
- ベースレイヤー(モンベル ジオライン MW ロングスリーブ)
- ミドルレイヤー(Mountain Hardware キャニオンソリッドロングスリーブシャツ)
- レインウェア上(ミレー ティフォン50000)
- レインウェア下(ワークマン INAREM)
- ハーフパンツ(ワークマン) w/タイツ(MacDavid MA102)
- グローブ(おたふく手袋 JW-145、テムレス青(雨用))
- 靴下(ワークマン メリノウール+ユニクロ スポーツソックス)
- ネックウォーマー(フットサルで使ってるアディダス)
- ライトダウン上下(ワークマン) w/ダウンソックス(Naturehike)
ギア
- バックパック40L(モンベル アルチプラノパック)
- 寝袋(モンベル800#3) w/インナーシーツ、カバー
- スリーピングマット(Klymit イナーシャ X フレーム + Evernew トレイルマット100)
- ヘッドライト(Gentos) w/予備電池
- ボトル(無印 330ml)
- 保温ボトル(モンベル アルパインサーモボトル500ml)
- シングルバーナー(SOTO ST-310SB)
- クッカー(平たい鍋 Amazonノーブランド)
- CB缶ミニx1
- 折り畳み座布団(キャプテンスタッグ)
- サングラス(オークリー)
- 傘(Waterfront)
- スマートウォッチ(Garmin Instinct2 dual )
- モバイルバッテリー(Anker 16000mAh)
その他
- カメラ(Sony α6400、予備電池)
- ミニ三脚(マンフロット MTPIXI-B)
- 水 1.5L(ほぼ常時)
- 食料
- コーヒー用具一式(ミル、豆、ドリッパーなど)
- トラッシュバッグ(モンベル)
- 衛生品(歯ブラシ、コンタクト用品、テーピング、痛み止め薬など)
- 熊(スプレー、鈴、防犯アラーム)
水や食料全部込みで大体11kg
野宿する気で行ったのに足の痛みの都合で宿に泊まることになった為、寝具は使わなかった。
ロングトレイルや稜線が長い登山だと傘は基本的にいつも持っていっている、日影がない場所で休みたい時や太陽に向かって長時間歩く時に役立つ。またレインウェア着るほどでもないけど濡れたくない時とかザックから取り出すの面倒という時にもさっと使えて便利。長時間歩く時は必須アイテム化してる。
水は大体常時1.5L位かそれ以下の量を持っていた。補給の難しい北部の山岳部では多めに、補給が楽な町中では量を減らした。
靴下は2種類とも登山用ではないけど、2枚重ねでこれまで登山をしていて悪くなかった。なぜ2枚履きかというと特に大きな理由はなく、昔からスポーツするときは2枚履く癖がある。この組み合わせは初めてだったがまずまず。足元の最適解をまだ探し続けている。
結果論だけどトレッキングポールは1本でもあったほうが良かった。足が痛くなった時に欲しくなった。