米国人気のブルックス、厚底モデル「カルデラ6(Caldera6)」で楽ちんハイキング

シューズ

ブルックス(BROOKS)

ブルックス(BROOKS)はランニングシューズブランドとして米国ではメジャー中のメジャーブランド。トレイルランニングシューズも販売されていることから、登山でも使えるローカットシューズとしても使えます。

ロードランニングはもちろんのこと、トレイルランニング、ウルトラランニングなど細かく目的別にシューズがあり、各製品の特徴がはっきり分かれているので選択に時間を掛けることなく選びやすい印象もある。

日本ではNIKEやHOKAなどのようなブランドに比べて若干目立っていないような気もするが、知らないブランドだからって手に取らないのはもったいない。BROOKSは100年近く歴史のある人気ブランドで良いシューズなんです。

 

カルデラ6との出会い

非防水(ゴアテックスなどの防水性が無いもの)のシューズで、ローカットで、軽量で、横幅が広くて、通気性が良く、長距離向けのシューズを探していた時のこと、最初に候補に挙がったのは下記3点

HOKA スピードゴート

 

ALTRA オリンパス

 

ALTRA ローンピーク

 

本命としては厚底のALTRA オリンパスが自分には合っているのではないかと思っていた。

店頭に向かって試着してみると、ALTRAの感触はゼロドロップの感覚に慣れていないせいもあってか、「これじゃない」感が第一印象だった。ほぼ買う気満々で行ったのに出鼻をくじかれた気分だった。またいつかチャレンジしてみたいとは思う。試着ってホント大事だと痛感・・。

HOKA スピードゴートはいい感触だった。横幅も足に当たらないくらい丁度良く、ソールもそこそこ厚目、280g程度とまずまず軽量。ただ黒を好む自分としては多少妥協したとしてもちょっと派手なカラーが多い、手持ちのウェアになかなか合わないなぁ感じてた。

どうしよっかなー

と、店内うろついていたらBROOKSのシューズ発見。昔米国に住んでいたこともあったのでBROOKSを見かけたのは久しぶりで、「ぉ、日本にもあるんだ」て思って2種類手に取ってみた。

 

BROOKS カルデラ

 

BROOKS カスケディア

 

2種類とも自分の足にフィットした感じが強く、なにより足の横幅にゆとりがあって良い。この2つの違いは簡単にいえばカスケディアはトレランシューズで、カルデラは厚底トレランシューズ。

長距離でも疲れないことも目的にしたかったので厚底のカルデラを選ぶことにした。当時バージョン7が最新だったが派手過ぎでウェアにと合わなかったので、旧式バージョン6の白と青の落ち着いた色で着地。(できれば真っ黒が欲しかったけど)

 

 

BROOKS カルデラ6:200kmくらい使っての感想

 

細かいスペックは省きます。オフィシャルサイトをご確認ください。

自分の場合、靴の横幅には少し神経を使っている。ここが狭いとどうにもこうにもならないくらい足が痛くなり、インソールも変更したりするので多少の余裕がないと変更の余地がなくなる。横幅はスペック値よりも実際に履いてみて決めてる。このカルデラ、カスケディアともに横幅問題は皆無。余裕もありソックスやインソールの変更もストレスなく自由に選べることができた。

カルデラ最も特徴のある厚底については、クッション性があり自分が描いていた通りに答えてくれた。岩場でいつもなら痛くなっていた足裏の痛みも軽減されている(または痛み出す時間を遅らせてくれている)、ロングトレイルや何泊にもよる縦走でも足裏の疲労度はかなり軽減された。これにより歩行距離はより伸ばせることができる。また着地の衝撃が軽減されていることで膝への負担も確実に減っている。いつもならそろそろ痛くなるかなと思うときでも、全く感じられなくなった。

 

アウトソールもグリップ力が強く、いつもなら滑りそうなところでもしっかり地面をつかんでくれている。ソールの減りも200km以上歩行時点でもほとんど減っていない。まだまだ使えそうだ。

 

アッパー部分は非防水なので水にはめっぽう弱い。ちょっとした水でもはじくどころかしっかり吸収してくれる。ゴアテックスだと濡れることはないが、仮に濡れてしまうと乾きにくさが半端ないのでほぼ行動中は乾かないと思ってよい。しかしカルデラは通気性と速乾性が優れている。通気性が良すぎて風を感じることができ、冬はスースーして寒いほど。長距離を歩くと汗ばんでくるゴアテックスとは違い、いい通気性と速乾性で行動中にどんどん乾かしてくれる。実際、雨の影響で靴の中がジャブジャブ状態になった時も優れた速乾性のおかげで徐々に乾いていくことが実感できた。正直ここまで乾くかと驚いた。

アッパー部分ソールの間の周辺(つま先とその横あたりのドットがプリントされている部分)は少し硬めに加工されていて岩や木にぶつけても足を守ってくれている作りになっているので登山に使いやすい。

HOKA、ALTRA、TOPOなどいろんなブランドがあったりするが、BROOKSも手に取る機会が合ったら試し履きしてみるとその魅力は感じられると思う。自分の様に事前に下調べしてHOKAやALTRAに期待値高めで買い物に行ったのに、実際はBROOKSを買って帰るということが起きるかもしれない。

 

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