登山やアウトドアでクッカーは欠かせない存在。形状や素材、大きさなど様々なものがある中、どれを選んでも不満こそないが寄り良いものを追求してしまうアイテムでもある。
この「良いもの」というのは、質の問題ではなくて”自分好み”にどれだけ合うかの問題なので試していくしかないし、それがまた楽しいというのもある。
クッカーは調理器具なので調理用途だけにフォーカスしてしまいがちだが、ザックや他の荷物との兼ね合いでクッカーの最適解も変わってくるので色々検討することになると思う。
今回は角型クッカー(スクエア型)の魅力とお勧めクッカーを紹介してみようと思う。
角型クッカーの魅力
丸形クッカーが主流の中、角型クッカーの魅力を挙げてみます。
パッキングしやすい
ザックに詰め込むときに丸形だとどうしてもデッドスペースが生まれてしまうが、角型ならデッドスペースが生まれ難い。このためパッキングが楽であり、時間短縮にも繋がるので特に連泊を伴う時に非常に快適。
スタッキング、収納がしやすい
四角いスペースの中に小物やバーナーを詰め込みやすい。丸形だと入らないような形状な物でも角型なら入る場合が多い。サイズによっては袋麵がスッポリ入る物もあるのでラーメンユーザにも人気がある。
お湯を注ぎやすい
なんだかんだお湯を使うことって多いのがアウトドアでの調理。そのお湯を別の容器に注いだりする場面は必ずと言っていいほどある。通常の丸形だと注ぎ口が広くなってしまうのでこぼれたりしてしまいやすいし、注ぐ量の調節賀し温くドヴァーッで出てしまい、あ゛ー・・ってなる。(最近では丸形でも注ぎやすいように注ぎ口が加工されているものもある。)
角型であれば注ぎ口の加工は無いものの、そもそも角っこの部分が注ぎやすい形状なのでケトルも不要。
角型クッカーおすすめ8選
ユニフレーム 山クッカー 角型3
【重量】約449g
【素材】アルミ
【容量】鍋13(約1L)、鍋11(約0.6L)
【サイズ】
収納時:約14×14.7×8.8cm
鍋13:約12.7×12.7×7.45cm
鍋11:約10.8×10.8×6.4cm
フライパン:約13×13×3.4cm
調理をよくする人に向いてる。セットになっているので既にスタッキング設計済み、全て重ねて収納できる。
別売りで湯切りやまな板になるマルチボードもある。料理を楽しむユーザには嬉しいアイテム
モンベル アルパインクッカースクエア12/13
スクエア12
【重量】163g(179g スタッフバッグを含む)
【素材】アルミ
【容量】0.8L
【サイズ】13.0×13.0×7.9cm
スクエア13
【重量】200g(220g スタッフバッグを含む)
【素材】アルミ
【容量】0.9L
【サイズ】14.2×14.2×8.6cm
昔はなんか特徴のないクッカーだなぁと思っていたけど、結局ここに着地してしまうというユーティリティ性高い製品。目盛りも刻まれているのでお湯の量が一目でわかる。
SOTO ミニマルクッカー角 ST-3108
【重量】約375g(鍋本体+フタ:約306g、リフター:54g、収納袋:15g)
【素材】アルミ
【容量】0.8L(満水容量:約1.1L)
【サイズ】14.2×14.2×8.6cm
一般的な製品の約2倍の厚みがありとても頑丈な作りになっていて、熱が一点に集中しないので炊飯や煮込みにも強い。登山というよりはキャンプ向けという印象。ST-310やST-350も綺麗にスタッキングできる。
スケーター アルミ製 角型 クッカー
【重量】約278g
【素材】アルミ
【容量】1.2L
【サイズ】15.6×15.6×7.2cm
蓋に湯切り穴がついていて湯切りがしやすい。1L未満のクッカーでは物足りない人にも最適な容量を思っていて、重量も抑えられているのも魅力。目盛りも刻まれているのでお湯の量が一目でわかる。
キャプテンスタッグ ステンレス角型 クッカー
【重量】約305g
【素材】ステンレス
【容量】1.3L
【サイズ】15.6×15.6×11.1cm
金物のまち、燕三条で生産されているステンレス製のクッカー。こちらも蓋に湯切りの穴と目盛り付き。袋麺2個をクッカーに入れて持ち運びができるサイズ。ステンレス製なのでアルミと違ってぶつけてもへこみ難く安心してガツガツ使える。
COOK’N’ESCAPE 角型チタンポット
【重量】約205g(鍋132.5g、フライパン72.5g)
【素材】チタン
【容量】鍋(1.1L)、フライパン(0.3L)
【サイズ】鍋:11.5×11.5×10.3cm、フライパン:11.5×11.5×0.3cm
チタンと使っているのでこの内容で205g程度と超軽量。茹でる、炒める、揚げる、煮る等様々な調理 方法に適用していて、登山だけでなくあらゆるアウトドア活動で活躍できる。一般的なものに比べてやや縦長の形状も特徴。
チタンマニア 角型クッカー
【重量】約335g
【素材】チタン
【容量】1.1L
【サイズ】18.9×16.9×6.3cm
角型クッカーは深さがあるものが多いが、こちらは平べったい形状になっている。場合によってはこういう形状の方がザックにパッキングしやすい人もいるのではないかと思う。蓋に湯切りがついている。
Field to Summit ラーメンライスクッカー
【重量】約297g
【素材】アルミ
【容量】1.4L
【サイズ】16.5×16.5×6.7cm
メスティンタイプの平べったい大容量角型クッカー。2号の炊飯も可能で目盛りも付いている。炊飯もラーメンに使いやすいく、大容量なので一度に多くのお湯も沸かす必要があるときにも便利。